20話 ページ20
A「東峰さん来ますかね…？」
清水「来ると思うよ。A、あんなに頑張ったんだから。」
A「いえ…まだまだです。私にできることはこのぐらいなので。」
更衣室で潔子さんと着替えながら話をする。
ここには2人しか来ないから、よくいろいろな相談をできる。
清水「私も自分にできることしていかないとね。」
A「でも潔子さん、私の何倍も動いてるじゃないですか。もうこれ以上は私に任せてください！」
清水「月島くんとのコミュニケーションとか？」
ニヤッと笑う潔子さんを前にタジタジする。
きっと田中と西谷はこんな潔子さんの姿を知らないんだろうな、なんて呑気な事を考えながら。
A「精進します…。金髪ってだけで苦手度一気に上がるのに性格に難があるので余計に…。」
清水「3vs3の時上に行ってたのはそれが理由？」
A「はい…。」
そんな話をしながら外に出るとちょうど扉の目の前に彼が立っていて体が固まる。
横にいる潔子さんが「お疲れ」と声をかけるとそれに答え、私の方をがん見してきた。
月島「すみませんね。金髪で性格に難があって。でも僕のこれ地毛なんで。」
そのまま部室に入っていくと、潔子さんに心配された。
彼とはしばらく話すのは難しそう…。
向かい合ってるだけで息が苦しくなるし手も震えるし汗も出てくるから。
清水「A、あれ東峰じゃない？」
息を整えていると潔子さんが階段の上から指さしたのは体育館の入り口。
そこには東峰さんと澤村さんがいて、2人で何かを話していた。
来てくれたんだ…。
A「東峰さん！」
潔子さんと一緒に駆け寄る。
こっちに気付いた東峰さんは少し眉をひそめて私の方を見た。
A「着替えてください！早く！練習参加しないんですか？」
東峰「俺が知らない間にパワフルになったな…。」
A「だって東峰さん逃げるんですもん！」
澤村「ほら、みんな待ってんぞ。」
東峰「…。」
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雪(プロフ) - うぉぉさん» うぉぉさん！コメントありがとうございます！これからどんどん話が進んでいく予定なので、楽しみにしていてください！がんばります！ (2020年5月28日 22時) (
レス) id: 217b0683c3 (このIDを非表示/違反報告)
うぉぉ - 兄弟が誰なのか...めちゃくちゃ気になる...更新頑張ってください！応援してます! (2020年5月28日 16時) (レス) id: f9e2b39a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2020年5月13日 0時
