16話 ページ16
東峰「悪いな2人とも。」
菅原「待てよ旭！」
東峰「Aの前で怒鳴るなって。」
立ち去ろうとする東峰さんの腕を掴んだ。
その光景に2人が驚いている。
私は東峰さんに帰ってきてほしい。
飛雄と日向くんが入って、西谷が戻ってきて烏野は強くなる気がする。
そこに東峰さんがいればきっと全国だって夢じゃない。
その思いは多分みんな持ってる。
私がここに来たのは普段マネージャーなのに迷惑かけてばっかりだから、今回だけでも役に立ちたい。
A「東峰さん。私も強くなろうと頑張ってます。飛雄も日向くんもすごいんです。変わるチャンスがあるのになんで掴みに行かないんですか。…私はもう一度、烏野が全国に行くところを見たい。それにあなたが必要なんです。お願いします。戻ってきてください。」
再び私は頭を下げた。
スガさんが「頭上げなよ！」と焦っているのが聞こえる。
「旭、進路相談お前の番だぞ！」
東峰「悪い。」
菅原「旭！」
私の手をそっと外させて東峰さんはよばれた方に向かう。
目で追いかけるとそこにいたのは飛雄と日向くん。
エースを見に来たらしい。
日向くんは憧れてるし。
影山「あの…怪我とかですか？」
菅原「いや、そういうのじゃないんだ。旭は一番でかかったし、パワーもあって難しい場面でも決めてくれ。俺はあいつを頼りすぎた。」
スガさんは名前は伏せたものの、あの試合の話をした。
東峰さんが徹底的につぶされた試合。
ブロックに全部つかまって、最後はトスを呼ぶことすらやめてしまった。
菅原「それにしても驚いたな…一人で三年の教室来たかと思ったらあんなに熱血に…」
A「穴があったら入りたいです…。」
影山「初めて見ました。Aさんが声を上げているところ。」
スガさんと飛雄に言われると急にいろいろと思い出して恥ずかしくなる。
それでも、東峰さんには帰ってきてほしい。
試合に勝てるようになりたいのはもちろん、スガさんにも前向いてほしいし。
一年生2人と笑っているスガさんを見ると気づいたのか「ん？」と言ってきた。
その瞬間、チャイムが鳴る。
菅原「あぁ！ほら帰るべ！」
影山・日向「失礼します！」
菅原「A！」
飛雄と日向くんと逆の方向に向かおうとすると声をかけられる。
菅原「ありがとう。あそこまで言ってくれて。多分、旭の中でも何か変わるよ。じゃ、また部活でな。」
手を振るスガさんにペコっとお辞儀をして階段に向かった。
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雪(プロフ) - うぉぉさん» うぉぉさん！コメントありがとうございます！これからどんどん話が進んでいく予定なので、楽しみにしていてください！がんばります！ (2020年5月28日 22時) (
レス) id: 217b0683c3 (このIDを非表示/違反報告)
うぉぉ - 兄弟が誰なのか...めちゃくちゃ気になる...更新頑張ってください！応援してます! (2020年5月28日 16時) (レス) id: f9e2b39a51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2020年5月13日 0時
