検索窓
今日:10 hit、昨日:22 hit、合計:264,325 hit

13話 ページ13

及川「そしたら第12回!Aのいろいろを話す会〜!」


一が言っていたようにファミレスに入り、ボックス席に徹と一に挟まれながら話し合いを進める。

私が高1に上がってすぐ始まったこの会。

はじめはもっといろんな人と話せるようにということでマッキーさんとまっつんさんとご飯を食べるようになった。

2人に私のことを話すと徹と一みたいに協力してくれるようになった。


花巻「何か見つかったか?」

A「それが見つからないんです。」

及川「もう一回おさらいしようか?まず、Aには1つ上の兄がいるはずなんだよね。そしてバレーボールをやっていた。名前は思い出せないんだっけ?」

A「うん。前住んでいたのは東京だからもし今もバレーやってるなら東京のバレー部の誰かかな。」


そう言うとまっつんさんが雑誌を取り出してきて机の上に並べた。

そこには"特集!激戦区東京"と書かれていて、守りの音駒、全国5本指に入るスパイカー木兎率いる梟谷学園高校、粘りの戸美学園高校、優勝候補井闥山学院高校。と紹介されていて、それぞれスタメンの6人が紹介されていた。


松川「この中にいるかなって思って。どう?」


こうやって写真を見て思い出せないかとやっている。

私が兄のことを思い出したいと思っているのは、自分のトラウマを乗り越えるため。

兄に会えれば、何か変わるかもしれないから。


花巻「Aちゃんさ、この雑誌の写真撮って家でもう少し何か思い出せないか考えてみれば?」

A「はい。そうしてみます。」

及川「今日の試合後見て思ったんだけどさ眼鏡くんのことガン無視しすぎじゃない?何があったの?」


やっぱ見られてたか…。

私は、何も隠さずそのまま話した。

3vs3の時の金髪くんに恐怖を覚えたということ。


A「似てたんです。父に。」

岩泉「オレンジ頭との態度格差がすごいな。」

松川「あの子はいい子って感じがすごいもんね。」

花巻「次の日に名前呼べるようになったんだっけ?」

及川「マッキーとまっつんは3ヵ月ぐらいかかったのにね。」

花巻・松川「うるせぇ!」


横で足を抑えながら体を縮めたから多分蹴られたんだと思う。

一が「哀れだな」と言う。


岩泉「そろそろ帰るか。意外と時間たったし。」


今日の試合の振り返りをしていると外は暗くなっていた。

明細には1万3千円と書かれていて、徹は「うげぇ」と言いながらもしぶしぶ払ってくれた。

14話→←12話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.4/10 (118 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
272人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 烏野
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - うぉぉさん» うぉぉさん!コメントありがとうございます!これからどんどん話が進んでいく予定なので、楽しみにしていてください!がんばります! (2020年5月28日 22時) (レス) id: 217b0683c3 (このIDを非表示/違反報告)
うぉぉ - 兄弟が誰なのか...めちゃくちゃ気になる...更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 16時) (レス) id: f9e2b39a51 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年5月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。