僕の彼女記録 (ページ25)

今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:45,125 hit

記録25 ページ25

彼女記録

「人目につかない場所」

A「はい」

「だから自分の家」

A「はい」

「アホか」

人目につかないところといえば他にあっただろう。
しかし彼女に連れてこられたのは彼女宅。

「お前簡単に男を自分の家に連れ込むわけ？」

A「櫻井さんだからいいかなって...」

呆れてため息が出た。

A「前に言った件ですが、...たしかに私は関わらないでと言いました。でも私が言いたかったのはそういうことじゃなくて...」

口をもごもごさせて言葉を紡ぐ彼女

A「過度に関わらないでほしかったわけであって、...また前みたいにいつも通りでいたい、です」

合格。

強く強く彼女を抱きしめた。

指の一本一本に力を込めてありったけの力で

骨が軋んで鈍い音が聴こえてきそうなくらいに。

A「...痛っ...！」

「...お前俺のこと好きだろ」

痛みで声が出ないそのもどかしさを感じろ

「立ち直りが早いんだよ」

それくらい俺はお前のことが好きだ

「お前は最後まで何も気づかなかった」

A「っ、は」

「俺の手のひらの上だったんだよぉ！笑えるねぇ！」

A「な、にが...」

「ニノにお前は何を聞かされた」

約束通り報酬として来週
ニノには最新作のゲームソフトを買わねばならない。