君は優しい。３

『「俺と、遊ぼうじゃんか」とかガチで黒歴史なんだけどぉぉ！！』（頭抱え） ページ30

バラ「………ごめん、やっぱりダメだ。僕は魔界歴史空想科学の教師。
入間くん、君の事を









何か特別な生物だと思ってしまった。」



図星。





喉が無意識にひゅっと音をあげる。



　バラ「許してくれ。確かめなければ気が済まないタチなんだ。」



そう言うと、先生は自分の口につけている枷のような物へと手を伸ばした。





同時に僕は戦闘体勢に入り、さっきしまったばかりのワイヤーを魔術で浮かす。







勿論入兄には中が聖域になる結界を張っている。









枷を外した途端、悪魔特有の鋭い歯が露わになる。








　入間「Aっ！！！！」




入兄が絶叫する。









さぁセンセイ。









俺と、遊ぼうじゃんか。









　バラ「これで、あいこになるかな？」




先生の口は、酷い傷があり、牙が剥き出しになっていた。









　『………あい、こ……？』


　バラ「あ、うん。入間くん、羽小さいの見られたくなかったんじゃないかなって。

バラしちゃったから、僕も何か秘密を…と思って。」



じゃあ、見せたかったのは、それだけ？





　『なぁ、んだ……』


ちょっと早まっただけか


僕、ダッサいなぁ……




安心してぺたん、と床に座ると、結界がきれたのか、入兄が僕に抱きついた。




　入間「A！！ばか、ばかぁぁぁぁ！！つぎやったら、ゆるさないっ！！！」


入兄に怒られてしまった。




　『……ん、ごめん。もう、しない。』


　入間「約束だからね！？」


　『うん』







　バラ「あ、あのぉ、なんか怖がらせちゃった、かな？」


　入間「『いえ、僕たちの早とちりです。』」


　バラ「え、あ、そう…」


ちょっと冷静に考えるとマジで恥ずかしい………



早とちりにも程がある。


…ばかちん←ブーメラァン！






その後、教室に入って魔茶貰った。


先生は、見た目とも噂とも違って、とっても不器用で、優しいヒトだった。


　入間「先生」


　バラ「ん？」


案外癒し系なので、微笑みながら、二人の話に耳を傾けて魔茶を飲んだ。

刹那








　入間「僕達、人間なんです。」





ブーーーーーーッッ！！









微笑みながら盛大に魔茶を吹いた。


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暫く更新遅れてすんませんでしたぁぁ！！

今日からはまた更新頑張ります


〈おまけ〉

　入間「その猫耳パーカーはどこで買ったの？」

　『？孤児院の服のリメイク』

　入間「」

やば



ねくすとぉ！

人生最大のカミングアウトを「うっかり☆」でするのマジでやめて！！→←入兄？？？

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