執事室 ページ7
「言っちゃなんだが薄気味悪い連中だな。キルアが"自分から"ってのもウソくせぇ。ゴン、このまま戻るのはしゃくだぜ。ムリにでもついていかねーか？」
「うん…でも、そうするときっと彼女が責任をとらされるような気がするから」
そう言ってゴンくんは執事さんの方を向いた。
どうやら彼女は目を覚ましたようで頭を抱えながらも上半身を起こしている。
「私が…執事室まで案内するわ」
「そこなら屋敷に、直接つながる電話があるから。ゼノ様がお出になられれば、あるいは…」
「ありがとう。えーと、名前は」
「カナリア。執事見習いよ」
カナリアさんはゆっくりと立ち上がり私たちを執事室まで案内してくれた。
今までのことから察するにきっと他の執事さんも大分強いのではないかと思うが戦闘は避けたい。
そんな思いで道を進んでいると、黒い執事服を着た男性が5人ほど立っておりお辞儀をした。
その後は執事室に入れてもらいゴンくんの怪我を手当してもらった。
「先程は大変、失礼いたしました」
目の前にいる眼鏡をかけた執事さんは数日前ゴンくんと電話していた人で声に聞き覚えがある。
「奥様から連絡があり、あなた方を正式な客人として迎えるよう申しつけられました。ごゆっくり、おくつろぎ下さい」
室内は広く、ここが屋敷でもおかしくないほどだった。
「心遣いはうれしいが、オレ達はキルアに会うためここに来た。出来ればすぐにでも本邸に案内してもらいたいんだが」
「その必要はございまさん」
眼鏡執事さんは落ち着いた声色でそう言った。
必要がない、ということはキルアくんには会えるのだろうか。
「キルア様がこちらに向かっておいでですから」
「！本当！？」
「ええ、もうしばらくお待ち下さい」
その言葉聞いて私たちは表情を明るくした。
また会えるとは思っていたものの、少し不安だった思いもあるため一気に気が抜けたような感覚がする。
「さて、ただ待つのは退屈で長く感じるもの。ゲームでもして時間を潰しませんか？」
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僕です。(プロフ) - はにゃ？さん» ありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです😊応援に応えられるよう更新頑張りますね！ (2023年4月15日 15時) (
レス) id: 44f4c2417a (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ？ - とても読みやすいです。これからも応援してます。 (2023年4月15日 2時) (レス) id: 1a9c7abd60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：僕です。 | 作成日時：2023年4月11日 17時
