纏と絶 ページ40
「もちろんやらせていただきます。私頑張るね！クラピカ」
「あ、あぁ...」
凄く不安げな反応されちゃった...これでも念のことに関しては私の方が勝ってるのに。それ以外はなんとも言えないけど。
「えーと、纏までは教えたんですよね？」
「そうだが、まだ精孔が開いたばかりだから長時間は厳しいぞ」
「なら燃える方の点をやるべきかな...」
そうすれば纏も自然に短時間で出来るだろうし、しばらくはそうするべきかも。
「甘やかしすぎるなよー」
「もちろん」
いくらクラピカでも、そこは手加減する気なんてない。彼もそんなこと望んでいないからだ。
私たちはその後森へいき点、舌、錬、発についての説明をしていた。
「そして、今回クラピカにしてもらうのは点。目標を定めること...だけど、それは必要なかったかもね」
「私の目標は旅団を捕えることだからな。できれば他の修行がしたい」
「なら、まず纏を見ていい？」
「分かった」
...凄い。単純にそう思った。
纏によるオーラ量が普通の念使いより遥かに多い。これは多分修行が終わった頃には私以上に強くなっているはずだ。
「うん。それじゃあ次は絶だね精孔を閉じてオーラが全く出ない状態にするの。やり方は全身に神経を集中させて心を落ち着かせる、お試し的な感じでやってみて」
「絶か...やってみる」
段々オーラは減り、ほぼ完全に気配が消えている。
本当に才能ありって感じだな。
「うん、いい感じ。今日一日で完璧にできそうだよ」
「ならよかった。絶を見破る方法はまるのか？」
「ほぼ無いに等しいかなぁ...すっごく意識したら分かるかもしれないけど普通じゃ分からない」
気配を消すと言っても姿が見えなくなる訳では無いからバレる時はバレるだろう。
「次は、目を瞑った状態で私が何処にいるか当てて貰おうかな？多分やって見ればわかるはずだよ」
「あぁ、そうさせてもらう」
まずは少し気配を残す程度で、これくらいなら分かるはずだ。
「そこだな」
「正解！なら次はもう少し分かりにくくするね」
この状態は念を完全に解き、気配も見つけにくいだろう。これ以上はできるけど基本的にこれさえ分かればどの相手でも大丈夫なはずだ。
「...そこだ」
「うん！それくらい分かれば上出来だけど、最後に完全に消すよ」
多分これは分からないだろう。そう思いながらも絶をして少し離れた位置に移動すると、先程とは違い私が何処にいるのか探っているようだ。
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僕です。(プロフ) - はにゃ？さん» ありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです😊応援に応えられるよう更新頑張りますね！ (2023年4月15日 15時) (
レス) id: 44f4c2417a (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ？ - とても読みやすいです。これからも応援してます。 (2023年4月15日 2時) (レス) id: 1a9c7abd60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：僕です。 | 作成日時：2023年4月11日 17時
