この関係に名前はない【爆豪勝己】 (ページ7)

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気持ちの交差ページ7

放課後、緑谷が教室に来た

「は、墓凪さん！」

「緑谷？どうした．．．．爆豪」

緑谷の後ろから爆豪が出てきた、どうせ脅して来たんだろうな。緑谷連れてくれば逃げないとか思ったのかな

「で、用事はどっち？」

「ぼ、ぼ、僕は」

ちらっと爆豪を見るが爆豪は一貫して私しか見ていない

「緑谷、いつもありがと。ごめんね。用事あるの爆豪だよね？話してくるから」

「う、うん．．．．」

「大丈夫。」

「何もしねぇわ、いらん心配してんじゃねぇーぞ、クソナー．．．．行くぞ」

「またね、緑谷」

私が睨むと爆豪はクソナードというのをやめたがその代わり手を引かれ空き教室に連れていかれた

「デクにはまたねで、俺にはバイバイかよ．．．．んで逃げんだよ」

「好きでもない人からの猛アピールなんて怖いじゃない。」

ギリッと歯を食いしばる爆豪

「．．．．なぁ、どうしたらお前は俺を見てくれんだよ」

「．．．．嫌いじゃない。でも具体的な好きな人がいるから．．．．他人の一言でぶれるほど私は生半可で好きになってない」

「俺だってそうだ。でも逃げられるといい気分じゃねぇんだよ！」

「．．．．それはごめん。ちょっ．．．．爆豪！もう、こういうのしないって」

壁に追いやられ手を取られ、固定される

「．．．．爆豪」

「んな顔すんなよ．．．．」

「んっ、ら．．．．っ、は」

「なぁ、好きだ。」

「やめっ．．．」

「好きなんだよ！！！」

「爆豪．．．．」

泣きそうで今にも崩れそうなこんな弱い彼を見たことはなかった

「なんで．．．．デクなんだよ．．．．」