この関係に名前はない【爆豪勝己】 (ページ6)

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拗れるページ6

「んだそれ」

はっ、と笑うけど目が笑ってない

「ガチで好きになられても困るんだけど」

「んでだよ」

「否定しろよ．．．．意識すんだろ。」

「お前最近口悪くなってきたな、移ったか？」

さっきまで笑ってなかったくせに嬉しそうにして、本当に好きみたいじゃないか

「俺、お前のこと本気かもしれねぇからよォ．．．もうやめるか？こういうの」

「え．．．．何それ」

「好きにならねぇつもりだった、なる予定もなかった。でもなっちまったから．．．．どうすんだって聞いてんだよっ！！！」

まさかの逆切れ．．．．

「．．．．まじかよ」

「マジだわ」

「あ〜．．．．そっか、うん．．．．私は緑谷が好きだけど．．．．爆豪との関係を断ちたくないってのはワガママ？」

「ワガママだな」

「そっか．．．．ワガママか」

さて、どうしたものか

「じゃあ、終わりにしよ。今後一切、家に入れないから。」

「．．．．そうかよ」

元々、この関係に名前名前なんかなかった

私の日常に爆豪勝己が消えるだけ

そう思ってたんだが、爆豪勝己からの猛アピールが始まった

「墓凪、はよ」

「は．．．．なに、待ち伏せ？」

「ちげぇよ！！！」

「．．．．そう、じゃバイバイ」

「お、おい待てや！今日放課後あけと」

「物間、おはよ」

「墓凪．．．．おはよう。なんか僕凄い睨まれてるんだけど」

「気にすんな、教室行こう。」

運良く物間が靴箱に来たので引き連れて、教室に行った

爆豪を避けたみたいになったが、挨拶なんかしてきたこと無かったくせにしてくるから

驚くじゃんか

「なんかあったの？」

「ないよ。あっちはＡ、私達はＢ。クラス違うんだから何も変じゃない」

「ふーん。まぁ、僕はいいけど。こういうのも」

「ん、助かる」