別れは突然に 【木兎光太郎】

別れ ページ15

木兎side



ﾋﾟｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ



と言う機械音の中 オレはただただAの手を握っていた。




梟谷のメンバー、しょーよーとかツッキー、黒尾。それに烏野の先生とマネージャー2人が泣いていた。




何が起きたのかオレにはボンヤリとしか理解出来なかった。







もうすぐお昼だ！って時に あかーしのケータイにあかーしの とーちゃんから連絡が入ってから急いで病院に駆けつけて…えっと…それで…今に至ってるってことだよな……。





オレが分かったこと。それは







もうあの笑顔を見れないということ。抱きしめられないということ。キスできないということ。喋れないということ。









＿＿＿＿＿＿＿＿Aがこの世から居なくなったこと。









ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ


病院から学校へ戻った俺たちは焼肉を食べた。



いつもならスッゲー美味しく感じんのに




なんでだろう。今はお肉…食べたくない。





「…っなぁ あかーし？」




「…どうしました木兎さん、、」




「なんで…腹減ってるはずなのにお肉大好きなハズなのに…！全然っ美味くない…。 ……オレこれからどーやって生きていけばいい？」





「木兎さ…っ！」





なぁ…A…？





帰ってきてくれよ。






お前が死ぬなんてありえねーから。







オレが病気治すって約束したから…。







＿＿＿＿＿＿この状況を誰か嘘だと言ってくれ。

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