別れは突然に 【木兎光太郎】

別れ ページ2

もうこの病院に入院してしばらく経つなぁ…







倒れたのは確か…高校1年生の秋頃かな…。







今はもう高校3年生。





あぁ…学校に行きたいな。






光太郎、授業ちゃんと聞いてるかなぁ？





バレーは頑張っているのかなぁ？







そんなことを考えていると看護婦さんが入ってきた。







『あ…あのっ。今日……外に出てもいいですか？』







私がそう言うと看護婦さんは少し驚いたような顔をした。






「えぇ、今日だけなら 良いわよ。でも…無理は禁物よ？」






『…！ありがとうございます！』






「それにしても…初めてじゃない？Aちゃんが外に出たい。なんて言うの。 ……あっ もしかして…光太郎君？」






『は、はい…光太郎のバレーを生で見たくなって……。』






「そっか！気をつけていってきてね？」






『もちろんです！ ありがとうございます！』







久々に光太郎に会える…。






2週間前にお見舞い来てくれたけど。







木葉君とかはもう…1年以上会ってないなぁ。

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