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「……せや!!!!!」
「うわっ」
治が大きな声を出すところをAはこの時初めて見た。その様子が侑とあまりにもそっくりだったので、2人の間には絶対に切り離すことのできない強い何かが絡み合っているんだろうなと、漠然と感じた。
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「待っとき、進藤起こしてくる。」
「え?あ、う、うん…」
分かりづらくもどこか興奮気味の治はそのまま別室へと消え、その瞬間Aは眠るようにソファに状態を崩した。思えば今日(時間的にもう昨日だけど)はハードスケジュールだった事を思い出す。
「疲れた……」
ひざ掛けからうっすらと治の香水の香りがした。自分を一番安心させる香りに包まれているのに、どこか底無し沼のような不安に苛まれている。
治が帰ってこないままそのまま1時間経った。夜も更ける頃に、侑は哲学室を訪ねた。
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兎海(プロフ) - しらたまさん» わあ、嬉しいです…!ありがとうございます! (2020年10月16日 0時) (レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - え、すごい好きですこの作品!!神ですか?神なんすか!? (2020年10月15日 21時) (レス) id: 11f81e1c6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兎海 | 作成日時:2020年9月23日 20時