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…
「…おん、唐突やな」
「なんやねんこの間。誰も今日とは言うとらんやろ。こっちもまずは他のスタッフに話通さなあかんし」
「話通ってから言えや」
「Aは、どう思う？」
「えっと、治も一緒に行く？」
「俺は行かれへんよ。仕事あるし」
「行ったら、私と治はもうお別れ？」
「大袈裟やな、いつでも会える距離やで。」
「…………」
明らかに乗り気ではないことは彼女の曇顔を見ればよく分かった。だが、侑も侑で簡単には引き下がる気もないようで、相変わらず胡散臭い笑顔を絶やさないでいる。
「随分、サムに懐いとるんやな。……せやけど、俺も一応お前の召使やぞ？A」
「今までひとつも顔出さんかったヤツが何言うとんねん」
「喧しいわ……せや、部屋も作ったるで！1番広くて綺麗な部屋を借りたる。」
確かに医学室のある塔は新築で、南の窓が大きくて日当たりも良い。見える景色もこことは全然違う。
侑の発した�璢採鎰瓩箸いγ姥譴法�Aは目を少し見開いた気がした。
「綺麗…………」
「おん、ここと違ってめっっちゃキレイやで！」
「どこまでも失礼やな…！」
「ま、そんな訳で今日はもう帰るわ。次の仕事片付いた時にでもまた来るし、そん時までに決めといてや」
侑はAにそう言い残し、颯爽と帰って行った。
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ほんまに、こっちの気も知らんと好き勝手言いよって………とその後少しだけ文句を言っていたが、確かに侑の言う通り、新しい新鮮な景色をたくさん見せてやるのも想像力が刺激されて良いかもしれない。勿論彼女が乗り気であればの話だが。
…まあ、色々考えるのは侑から連絡が来てからにしよう。
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「A、お前はもう寝ろ」
「治も一緒に寝ようや」
「……俺は、仕事片付くまで寝れんよ」
「そっか……」
「ほれ、入った入った。」
「ふぐ……っ」
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添い寝を強請るAを乱暴にシーツに
「……寝るまでここ居たるから」
「えっ……！」
「せやからほら、寝なさい。」
「あ……ありが…………お休みなさい、」
「………お休み」
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兎海(プロフ) - しらたまさん» わあ、嬉しいです…！ありがとうございます！ (2020年10月16日 0時) (
レス) id: 7a66186871 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - え、すごい好きですこの作品！！神ですか？神なんすか！？ (2020年10月15日 21時) (レス) id: 11f81e1c6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎海 | 作成日時：2020年9月23日 20時
