酷く、愛しい ページ33
「え〜？乱数ちゃんホントに高校生ー？実は小学生とかだったりしないよねぇ？」
『ホントだよ〜っ！ボクは高校一年生！乱数だよっ⭐︎』
落ち着いたシックな内装に物静かな店員
そこに似合わぬ作られたような女の声と間伸びした男にしては高い声
間違いなく、Aとオネーさんである
広げられたメニューにはいかにも甘そうな飲食物がズラリと書き連ねられている
「今日は私が奢るから♡乱数ちゃん遠慮しないでね」
『えっ、いいのぉ？あっりがと♡オネーさんの優しーとこ好きだなっ！』
「またまた〜！他の奴にも言ってるんでしょ？」
他の…
その言葉でAの思考は0.3秒ほど停止した
頭の隅から出てきてしまったのだ、愛しいあの人が
瞬間、Aは"ソレ"を拒絶した
あぁ、ダメだ…僕は今、飴村乱数…くん
そう、ボクなんだから
『そんなことないよ〜？オネーさんにしか言ってなーい⭐︎』
出てきかけたものをすぐに頭の端へ押し込めて、何でもないように答える
…あながち嘘は付いていない
そう、"優しいところが好き"とはこのオネーさんにしか言っていない
他のオネーさんには、［カワイイから］［落ち着くから］［抱擁力があるから］などと話している
直接存在が好きだとは言ったりしない
それは乱数への裏切りとなるから
「嬉しい〜！乱数ちゃん可愛すぎるー！…ね？実は乱数ちゃんって女の子だったり〜？」
Aはニヤッと笑ってから言葉を発する
『じ・つ・は〜…そーなんだよね〜』
「え！？嘘っ！？」
『あはっ、嘘なんだけどねー！』
もーう！びっくりした〜！
と、くすくす笑う女性を尻目にAは明るい髪色をした小説家を思い浮かべた
『(寂しいけど、それでもやっぱり皆んな大好きだから)』
そして嘘がうまい彼のように、飴村乱数らしくない柔らかい笑みを浮かべた
＿＿＿＿＿＿＿＿
「ええー！？！なんで！？なんで＿＿の真似してんの〜！！」
「仕方がないでしょう？Aは小生にも懐いていましたから」
「俺の真似はしてくんねーのかよ…」
「それは…Aに悪影響が多過ぎるので、小生は全力で阻止したいところですね」
「さーんせー…＿＿の真似はさせたく無いし、ていうかAはボクだけ考えてればいーのに！」
「おうおう、相変わらず愛されてんなぁ、Aは」
そうして言葉を交わす三人は、酷く幸せそうな顔だった
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ここあ - 質問パートのオールマイトとやおももが友好的な発言してるのに好感度低いのリアルすぎて笑った。 (5月23日 20時) (
レス) @page39 id: 958d7eacd5 (このIDを非表示/違反報告)
ねこむこ - い”ち”じ”く”しゃま”あ”あああ”！！！(中の人)無花果様推しなので嬉しすぎます(真顔)()更新は自分のペースで頑張って下さい！(˶◜ᵕ◝˶) (2022年12月29日 22時) (レス) @page37 id: b5406b2294 (このIDを非表示/違反報告)
ravito - この話は、章の最後にまとめて解説いたしますので気長に待っていただければ嬉しいです！…ブリッジしていきましょうｷﾘｯ (2022年12月6日 21時) (レス) id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
ねこむこ - 後乱数についても沢山知ってますし…もし仮に合っていたら無花果様大好き過ぎるので発狂しながらブリッジします()┏( .-. ┏ ) ┓ (2022年12月6日 14時) (レス) @page21 id: b5406b2294 (このIDを非表示/違反報告)
ねこむこ - もうコメント失礼します！…蓬莱柿…、…口調…ワンのちゃんで無花果様とか…(違ったらお恥ずかしい…！！！) (2022年12月6日 14時) (レス) @page21 id: b5406b2294 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ravito | 作成日時：2022年11月17日 22時
