ヒミツはヒミツ ページ24
『はぁー！終わった〜』
持久走はなんと下から2番目、周りが鍛えているからか女子にすら勝てず
唯一勝てたのは痛みに悶え、トロトロと走る緑谷にのみだった
「ちなみに除籍はウソな、君らの個性を最大限を引き出す合理的虚偽」
「はああああ！！」
『え〜っ嘘だったのー？』
相澤消太が通算154度除籍処分を行っているのも知っているが、それをわざわざ言うほど野暮ではない
言ったところで、なぜ知っている？という展開になるのは分かりきっている
何より"ボク知ってますアピール"をしたところで、例のオネーさんに怒られるだけである
なら言わないのが定石だろう
「緑谷、保健室で婆さんに治してもらえ。明日からもっと過酷な試練の目白押しだ。覚悟しとけ」
そう言って離れていく相澤の後ろを静かにAはついていく
「相澤くんのウソつき」
「オールマイトさん、見てたんですね。ヒマなんですか？」
「合理的虚偽て、エイプリルフールは一週間前に終わってるぜ。君は去年の一年生、一クラス全員除籍処分にしている。見込みゼロと判断すれば迷わず切り捨てる…そんな男が前言撤回！それってさ、君もあの子に可能性を感じたからだろう！？」
「君も？ずいぶんと肩入れしてるんですね？先生としてどうなんですか、それは…可能性がゼロではなかった。それだけです、見込みがない者はいつでも切り捨てます。半端に夢を追わせる事ほど残酷なものはない」
そこにはオールマイトがいた
あの子…とは大方誰のことだか話の流れから予想がつくが、憶測を語りたくないのか今は気にしないことにするようだ
相澤がいなくなったのを見計らい、Aはオールマイトの後ろから顔を出した
『オールマイトせーんせっ！』
「うおおっ！？」
そのままオールマイトへ、思いっきり抱きつくという名のタックルをかました
「キミは…飴村乱数くんかな？」
『そーそー！せーかいだよっ』
正直似たようなテンションの二人が会話をすると収拾がつかないところだが、水面下にどこかピリピリとした空気が流れており、現場は凍りついている
『ねねっ、あの子ってだーれ？なんのお話ししてたの〜？』
「…すまないけど、他人には言えない秘密なんだよ！聞こえていたなら忘れてくれ！」
『ん〜…わかったー！ばいばーい、オールマイトせんせー』
Aの探るような言いように少し言い淀んだオールマイトだったが、この場は何事もなく終わった
…Aが本当に忘れるかは謎である
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ここあ - 質問パートのオールマイトとやおももが友好的な発言してるのに好感度低いのリアルすぎて笑った。 (5月23日 20時) (
レス) @page39 id: 958d7eacd5 (このIDを非表示/違反報告)
ねこむこ - い”ち”じ”く”しゃま”あ”あああ”！！！(中の人)無花果様推しなので嬉しすぎます(真顔)()更新は自分のペースで頑張って下さい！(˶◜ᵕ◝˶) (2022年12月29日 22時) (レス) @page37 id: b5406b2294 (このIDを非表示/違反報告)
ravito - この話は、章の最後にまとめて解説いたしますので気長に待っていただければ嬉しいです！…ブリッジしていきましょうｷﾘｯ (2022年12月6日 21時) (レス) id: ad050b8a40 (このIDを非表示/違反報告)
ねこむこ - 後乱数についても沢山知ってますし…もし仮に合っていたら無花果様大好き過ぎるので発狂しながらブリッジします()┏( .-. ┏ ) ┓ (2022年12月6日 14時) (レス) @page21 id: b5406b2294 (このIDを非表示/違反報告)
ねこむこ - もうコメント失礼します！…蓬莱柿…、…口調…ワンのちゃんで無花果様とか…(違ったらお恥ずかしい…！！！) (2022年12月6日 14時) (レス) @page21 id: b5406b2294 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ravito | 作成日時：2022年11月17日 22時
