式神 7/12(金)更新 ページ8
ｹﾞﾎｯ＿＿＿＿え？なん、で。
『なん、で、あん、たが、ここに、いる、の』
『母、様の、式神、
窮、奇！ 』
母様の死神『窮奇』の名前を出した途端、周りの空気が一変した。
よく分からないと言うような、?が沢山浮いているような空気から、一瞬で警戒の空気に変わった。けど、今はそんな事はどうでもいい。
紫を護らなければ。今の紫は無防備だから、私が守らなきゃ。
最悪私が死んでも、記憶は消してあるからいい。
でも、紫はみんなが居る。
だから、私が守らなきゃ。
『スペル、カー、ド、発、動！
蝶符《死を、運ぶ、黒き、蝶》……殺、せ！！』
力を振り絞った攻撃を放つ。
「く………くっくっくっくっ。
ふははははははははは！効かぬ！効かぬわ！」
けれども、やはり今の私の攻撃は効かないようで、容易く破られてしまう。
「死ねぇ！」
あぁ。死ぬ？
そんなわけないでしょ？
まぁ賭けな訳だけどね。お願い、今度こそ応えて。
『来い！我が式九十九神、
ダメ、かな。
「式に呼応してもらえぬとは憐れな主よ！だがそれも今日まで！さぁ。もう止めを指してやろう！」
『ｯ！筑夜見、来い！
お願い。来て。』
「我が主の、お望みのままに。」
「な、なにｯ！？貴様は＿＿＿＿九十九神ごときの分際でぇ！主共々死ねぇ！」
「だ、そうですがどうします？」
『言わなくともわかるだろ…………。
ｯ殺せ』
「お望みのままに。」
「お前らなんぞに………………負けてたまるかぁ！死ぬのは貴様らだぁ！」
「うるさい。姫様の傷に響くだろ。少し、否。永遠に黙ってろ。」
言葉を言い終わると同時に、蒼い焔が窮奇を包んで燃え盛る。
「うぐぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁ!!!!!!!!」
『──眠れ、静かに安らかに。
還れ、廻れ輪廻の輪。
いつか戻ってくる日のために。──』
「く………無、、念、！」
それだけ言い残すと、灰になって宙に舞っていく。
『終わったか。さ、て、と、
………………………………言いたいことは分かるわね？つ、ぅ、ちゃ、ん？』
「わ、悪かったって。直前まで閻魔んとこのわがまま姫さんに捕まってたんだよ！」
『言いたいことはそれだけ？
お説教ね★』
「嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！」
遅くなってすみません！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かんな鬼灯(プロフ) - 本ｯ当に御免なさい！！すいてんさんにもしっかり謝っておきます。URLも張り直しておきます。ご指摘ありがとうございました。 (2019年6月28日 19時) (
レス) id: 9306bd30af (このIDを非表示/違反報告)
まさ - すいてんさんのコメからきたんですけど、貼っているURLが違うような・・・？タイトルが似ている別の方のものだと思います (2019年6月28日 6時) (レス) id: 134342f6dc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 本当に申し訳ございません。今回のは、あってはいけない筈のミスでした。外させていただきましたが、次は無いと自分に言い聞かせておきます。ご指摘いただき、ありがとうございました。 (2019年5月12日 2時) (レス) id: 9306bd30af (このIDを非表示/違反報告)
ww - また出たな…オリフラ外さないバカ (2019年5月12日 0時) (レス) id: 57b54aa8a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かんな鬼灯 | 作成日時：2019年5月12日 0時
