◇ ページ10
『...え？』
ありえない。
ライブは２日後に迫っているというのに、Tweetの一つもない。
嫌な予感がした。
ばぁうくんのタグでエゴサをすると、私と同じように心配する声が何千とあった。
冷や汗があふれてくる。
何があったの？
各メンバーのTweetもばぁうくんと同じ日から止まっていた。
明らかに異常だ。
「受け付け終わったよ。ほらスマホしまって、すぐ病室案内してくれるって。相部屋で良かったわよね？」
『あ...うん、分かった。大丈夫。』
ばぁうくんのことに関しては気が気でないけど、
お母さんの前では明るく振る舞わないと、心配されちゃう。
少しぎこちないくらい口角を上げた。
「あ、私が車椅子押していきますので、お母様は後ろに...」
「わざわざありがとうございます。」
そういうと看護師さん優しく押し進め始めた。
なんとなく心が落ち着く水色とか緑とか、そういう色が壁の色になっていた。
奥に入っていけば行くほど電灯の数が少なくなっていって、薄暗かった。
静かな空間、苦手だな。
気まずい雰囲気になる前に、会話をつなぐ。
『あの、相部屋ってもう誰かいるんですか？』
「いますよ〜。一週間前に緊急搬送されてきたので、まだ起きてないかも知れません。」
そんなの人も運ばれてくるんだ。
...私はまだ、相部屋の人を知らない。
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紫騎。(プロフ) - 凪さん» なんだろう、この９文字(と８文字)の破壊力が凄いです...(‘д‘⊂彡☆))Д´)凪さん大好きです♡頑張ります！ (2022年10月29日 17時) (
レス) id: 79bd70445b (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 好きです、この作品（と書いてる紫騎さん） (2022年10月29日 16時) (レス) @page12 id: f266a8c9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫騎。 | 作成日時：2022年9月8日 19時
