#22 ページ22
v「...そま、コイツがA?」
so「そ。」
t「ふーん、何か興冷めだね。」
m「僕達を推してる人がこんなの、嫌だな。」
罵詈雑言を浴びせられ、僕は針の筵に座らされている様だった。
俯いて時間が過ぎるのを待った。
目を瞑ると、昔お父さんに言われた暴言がメンバーの皆の声に重なり聞こえてくる。
v「最低じゃん。」
父「最低だな。」
t「だから僕リスナーに関わるの辞めようって言ったんだよ。」
父「母さん、俺はこんな奴に関わりたくなかったんだ。」
「ｯ、(泣)」
so「A。」
父「A。」
「やだ...。」
m「何て言った?」
父「今お前何つった?」
v「お前、マジでｯ」
父「迷惑でしか無い。」
「あぁあ゛あ゛ぁ!!」
t「は!?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
so「おいA!」
「ｯやだ!!」
近寄って来たそうまくんを突き飛ばす。
ゴッ
so「っ痛...。」
「ぁ...違...わざとじゃ...」
思ったよりも強めに突き飛ばしたせいで、そうまくんは頭から近くの壁にぶつかる。
v「ってめー!巫山戯んじゃねえ!!調子乗ってんじゃねえぞ!!」
ばぁくんに胸ぐらを掴まれ、真正面で怒鳴られる。
m「ばぁうくんそれはｯ!」
v「うるせぇまひ!お前もこうしたいんだろ!?やれば良いじゃねえかよ!」
ガクガクと胸ぐらを掴まれたまま揺らされる。
地面に足が着いていないせいで、首が締まっている。
そんな事にも気付かず首を絞め続けるばぁくんがとても恐ろしく見えた。
「ばぁく、ゲホッ」
辞めて、と言おうとした瞬間に喉が限界を迎え咳き込む。
t「ばぁうくん!腕離して!A苦しそう!」
視界が霞み始めた時、てるちゃんが仲裁に入った。
パッと前触れもなく離され、地面に落とされる。
「はぁｯはぁｯ...ケホｯ」
自分の首を押さえ、呼吸を整える。
僕の後ろの方から、沢山の声がする事は気にする暇も無く、無我夢中に正常になるまで深呼吸を続ける。
「あぐｯ!?」
ガッと背中を蹴られ、床に額を思い切りぶつける。
腹の中がグルグルと回り、吐きそうになり口元を抑える。
so「うわ、待って?吐きそうになってんだけど。汚ぇw」
「ｯうぇ゛」
僕の口から出て来たのは吐瀉物、では無く血液。
吐血したのだ。
考えている間にも止まらず出て来る血液。
冷静になる事が出来ず、半分パニックになっている僕。
助けてくれる人は、居ない。
それはそうだよなと思う。
日頃の行いが悪い僕には当然の報いだ。
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花音(プロフ) - 初めまして!私も同じ気持ちです( ＴДＴ)ゆっくり休んで下さいね( ；∀；) (2022年5月17日 15時) (
レス) @page26 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 私もです…(´；ω；｀) 受け入れられる気がしないです… (2022年5月16日 20時) (レス) @page26 id: 32504c8e03 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - どタイプです。さいこうです。ありがとうございます😭 (2022年5月14日 10時) (レス) @page24 id: e34a02d390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫騎。 | 作成日時：2022年4月16日 11時
