#16 ページ16
「ｯう゛ぅ゛...!」
so「うぉっ!?ビビった〜。」
si「wAが唸ってるって言うね、(笑)」
so「魘されてんのかな。凄い辛そう。」
si「うん...(なでなで)」
「ぁ...ｯ、」
si「ん?」
「お父、さん...ごめｯ...」
so「...!、」
＿＿＿＿＿
夢を、見ていた。
記憶が曖昧になっているくらい前の出来事。
それでも、鮮明に覚えている。
二度と思い出したく無ければ無いほど思い出してしまう。
＿＿＿＿＿
下校時間、指定された通学路を歩いて帰る。
周りに同学年の子が居ない為、ただ黙々と下だけを向いて足を進める。
帰りたくない。
無論そんな願いは通ること無く、
「ただいまぁ...。」
無駄に重いドアを開け、ビクつきながら中に入る。
また、怒られる。
冷酷過ぎる眼差しを向けられる。
常に目は左、右と忙しなく動いている。
5秒間程待って、ふっと息をつく。
今日は誰も居ない。
目にハイライトを入れてリビングに向かう。
リビングに踏み込んだ瞬間に反射的に急ブレーキをかける。
口を小さい両手で抑える。
ソファーにはこの家の【王様】が居た。
居眠りをしていて、気付かなかった。
いつもなら僕が帰ってきたら、不機嫌そうに奥から出てきて暴力を振るうのに。
起こさないように気配を消して、リビングを去る。
...筈だった。
父「おい。」
低く、重圧感のある声。
人生の中で1番聞いてきた、鬱陶しい声。
背筋が凍る思いで、振り返る。
「...はい。」
父「はいじゃねえ!!俺が呼んだら近くに来んだよ。分かったか!!」
手元にあったガラスのコップを投げる。
僕の顔の横スレスレを通り、後ろの方でパリンッと割れる音がした。
「申し訳ございません...、」
俯くと同時に、頭を叩かれた。
父「謝罪がなって無いんだよ!!土下座しろ!土下座!」
涙目で、震える体を折り畳み頭を手の平を床に付けた。
腰の辺りを蹴られ、数m吹っ飛ぶ。
「げほっ...!」
不運な事に着地点はテーブルで、背中を大胆に打つ。
角に頭をぶつけ、血が目まで垂れてくる。
王様は、寝起きでご機嫌が斜めでいつもよりお仕置きが強かった。
頭を打った事も関係無く、こちらに近寄り前髪を掴み無理矢理立ち上がらせた。
「い゛っ、(泣)」
父「喋るんじゃねえよ!馬鹿が!!」
鳩尾を蹴り、頬を殴る。
何も考えられなくなっていて完全に思考停止状態だった。
そこから数時間は王様の【玩具】となっていた。
＿＿＿＿＿
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花音(プロフ) - 初めまして!私も同じ気持ちです( ＴДＴ)ゆっくり休んで下さいね( ；∀；) (2022年5月17日 15時) (
レス) @page26 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 私もです…(´；ω；｀) 受け入れられる気がしないです… (2022年5月16日 20時) (レス) @page26 id: 32504c8e03 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - どタイプです。さいこうです。ありがとうございます😭 (2022年5月14日 10時) (レス) @page24 id: e34a02d390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫騎。 | 作成日時：2022年4月16日 11時
