【すとぷり】今日から君は、この家の。 (ページ5)

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５.お部屋決め。ページ5

「うーん……」

自己紹介をしたところで、莉犬くんが唸りだした。

「どうしたの、莉犬くん？」

なーくんが聞くと、莉犬くんが勢い良く立ち上がる。

「部屋！どうするの！？」

その一言にはじかれたように、みんなが顔をあげて叫んだ。

「「「「「「俺・僕の部屋!!!!!!!!」」」」」」

「え」

「ジェルさとみだけはだめ、怖いもん」

「「なーくん！？！」」

「それは同意」

「僕もです」

「バナナ―！！！」

「あ、あはは……」

ジェルくんとさとみくんは相当信用がないらしい。

なーくんの言葉にショックを受けている様子のジェルくんとさとみくん。

だけど私と目が合うと優しく微笑んでくれた。

そんなことは初めてで、少し恥ずかしくなって顔をそらす。

まぁ確かに、さとみくんに至っては私を抱きしめている状態で膝にのせているからなぁ…

一緒に寝ると抱き着いてくる予感しかしない。

「交代制とかどうでしょう」

と、るぅとくんが声を上げる。

「「「「「「交代制？」」」」」」

「みんながAちゃんと寝たり一緒の部屋で過ごしたいって思うのなら、日替わりでお部屋を買えたらいいんじゃないかなと…」

「いいと思う！」

「さんせーい」

「バナナ―」

なんだか楽しそうだ、みんなともっと仲良くなれるかもしれない。

「私も…！」

「じゃあそれで決定ですね、初日は誰にしましょうか…」

「うーん…」

みんなでわいわい話し合った結果、あみだくじで決めることになった。

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