１３５こ：独占欲。 ページ45
―月島side―
Aが挙動不審に部屋から出て行った。
そして２分くらいたった。
『(.......あ、来る)』
バタバタ走ってくる音が聞こえる。
焦ってる。面白い。
『(.....、あれ、)』
けど、ドアの前で止まった。
そのまま勢いよく入ってくると思ったのに。
すると、ゆっくりゆっくりドア開けて、
小さい頭が見えて、
困った顔がこっち見てくる。
それで、
「なんで......またつけたの........」
って言ってきた。
恥ずかしそうで顔真っ赤だった。
『(........可愛いかよ)』
それはもはや小動物だよね。
『入ってこないの？』
「........、」
『恥ずかしいの？』
「........」
『僕が行こうか？』
「ッ....！ッ.....！」
『(超首振ってる.....)』
流石にちょっと凹む。
渋々中に入ってきた。
なんかそこら辺うろうろしてるし。
「これ......」
『(喋った....)』
Aの行動全部面白かった。
初々しくて。流石。
「み.....みえちゃうんだけど....隠れない」
『(うわーー......)』
すごい可愛い事言ってるし。
何言ってんだ。やめろ。
「体育あるし....、部活もあるのに....」
『そうだねー、どうしよっか？』
「......」
困ってる。すごい困ってる。
どうしようもっと困らせたい。
「....！わかった...！」
『うん？』
下向いてた顔が、ぐん、と上がった。
「絆創膏貼ればいいよね！」
『.......』
また変な事言うし。
「我ながらいい案！！」
『それ余計に怪しまれると思うよ』
「なんで！！」
『なんでも』
そんな所にそんなの貼ってたら
キスマーク隠してますって言ってる様なもんだよね。
『いっそそのままの方が逆に良いと思うよ』
「なんで！！」
『A髪長いから隠れるって』
「ほ、ほんとに？」
『うん、あんまり見えないし』
「....そっか」
相変わらず流されやすい奴。
『Aも早く僕に付けれるようになって』
僕にもっと執着して。
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藤(プロフ) - 華恋さん» ありがとうございます！！がんばりまっす！ (2016年4月23日 16時) (
レス) id: 93c9e7a983 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - 最初からここまで読んできました！やばいです！キュン死にしそうです！定期的に読み返してしまうくらい素敵だと思います。更新頑張ってください(*´-`*) (2016年3月6日 4時) (レス) id: 9369509648 (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - 月島むつさん» ごめんね更新遅くて泣 頑張って更新しまする (2016年3月5日 15時) (レス) id: 23a9472844 (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - マロ様さん» 了解です！！頑張ります！！ (2016年3月5日 15時) (レス) id: 23a9472844 (このIDを非表示/違反報告)
月島むつ(プロフ) - ふ、藤…ちゃん…死にそうなんだけど…死なせる気かあああああああっ!! (2016年2月28日 17時) (レス) id: e37153b198 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤
| 作成日時：2015年7月27日 23時
