86話 ページ9
社長室に通されて、高そうなソファーに腰掛ける。
部屋には、高そうな掛け軸や壺が置かれていて、落ち着かない。
社長「さてと…あなたと娘は、どのような関係ですの？」
シ「一緒に住んでいます、1年くらい」
社長「恋人、ということかしら？」
シ「はい」
社長「そう。では残念だけど、その関係も今日でお終いですね」
シ「…は？それはどういう」
社長「あの娘は、結婚するんですのよ」
突然の言葉にさっぱりついていけない。
優雅に紅茶を飲むこのおばさんは、何を言っているんだ、と。
シ「…結婚？」
社長「えぇ、付き合いの長い会社のご子息と」
シ「それは、私が決めたことじゃない」
社長「まぁ、どうしてそんなことが言えるのです？
あの娘は自分で、結婚することを決めたのですよ」
シ「あなたが会社の為に決めた結婚ですよね？
相手を私が選んだわけじゃない、だから…」
社長「だとしても、あの娘はあなたと別れて、別の方と結婚することを選んだ…
所詮あなたは、それくらいの存在だったということではないですか？」
何も言えなかった。
本当に、そうなんじゃないかと思った。
好きだったのは俺だけで、
私にとって俺は、所詮赤の他人だったんじゃないか。
社長「これ以上話すことは無いようですね
今後一切、娘と関わることのないよう、お願いしますわ」
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洙(プロフ) - 行けました！ありがとうございます！ (2017年3月17日 11時) (
レス) id: 51712ff6dc (このIDを非表示/違反報告)
二歌(プロフ) - 洙さん» ご指摘ありがとうございます。少し改善してみましたので、もう一度アクセスしていただいてもよろしいでしょうか？ (2017年3月17日 11時) (レス) id: 7d6e3081cf (このIDを非表示/違反報告)
洙(プロフ) - コメント失礼します。続編が見れなくなってますけどどうしてでしょうか？ (2017年3月17日 2時) (レス) id: 51712ff6dc (このIDを非表示/違反報告)
Eight(プロフ) - 最高でした！もう、泣いてしまいました(´；ω；｀) そして、物凄くハマりました！ こんなに素敵な文章がかけて、本当に凄いなと思います！お疲れ様でした！(*´▽｀*) (2017年3月13日 17時) (レス) id: 002f4a095d (このIDを非表示/違反報告)
無名 - 涙腺が崩壊しまくりました。そして完結おめでとうございます！！お疲れ様でした。 (2017年3月5日 17時) (レス) id: 07833b8038 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二歌 | 作成日時：2017年2月3日 23時
