その距離、7700km 【カリブラ/ジロー】

41話 ページ42

…朝だ。

昨日はuuumの夏フェスで、散々飲んで、
Aもその場にいて、近づく男に嫉妬して、
どっかに行ってしまいそうだったAに気持ちを伝えて。


それで今、そのAが隣ですやすや眠っている。


昨日のことは何もかも覚えている。
俺が「好きだ」と言った、その時のAの顔も、
Aが「大好き」と言ってくれた言葉も、
ずっとずっと頭の中に響いている。


そして、uuumの人たちにもめっちゃくちゃにいじられた、うん。
社長にも報告はしたが、めっちゃ軽い感じで祝われた笑



貴『ん〜……ジロさ……』

ジロー「名前変わっとるわ笑」



寝返りをうって俺に抱きついてくる。
やべーかわいいかわいすぎる。

迷わずぎゅっと抱きしめ返す。
すると嬉しそうにニコニコ笑っている。



ジロー「なんだよ笑」

貴『ジローさ、私のこといつから好きだったの？』

ジロー「えー…そういうこと聞いちゃう？」

貴『えー私？私はねぇ、』

ジロー「聞きたいけどフルシカトなん？笑」

貴『ふふ笑 好きだよジロー』

ジロー「俺は大好きだよ」

貴『…はいはい』

ジロー「照れてる〜〜Aちゃん照れてる〜〜」

貴『うっざい笑』

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