その距離、7700km 【カリブラ/ジロー】

32話 ページ33

ジョージ「なージロー」

ジロー「あー？」

ジョージ「最近Aとどうなの」

ジロー「…なにがよ」

ジョージ「嫌な間ー(笑)
　 だって最近全然会ってなくない？」



痛いところをついてくる。ジョージ嫌い。

確かに、あの最高だった水族館デートから、
エレベーターで会うことすらなく1ヶ月が過ぎた。

LINEはしてる、なんでもほぼ毎日和食屋で働き、
夜は帰ってきてすぐ寝る、という生活を送っているらしい。

なんで急にシフト増やしたんだ…？



ジロー「向こうが忙しいんだってよー」

ジョージ「忙しいにしても好きなら時間作るやろーが」

ジロー「…俺はそうでも向こうは違うかもしれんだろ」

ジョージ「お前…Aのことになると本当弱気な！
　 んじゃ久々会いにいっちゃいますかー？？」

ジロー「…そうか飯食いに行けばいいのか！！」

ジョージ「気づくの遅いわばかたれが！(笑)」



ジョージ、言いこと言う、たまには。

仕事で会える時間がないんだから、、仕事中に会えれば問題ない。
普通に飯の時間だし、もう会いたくてしょうがねぇし。


即行動のカリブラ、すぐに車出して和食屋へ。

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