その距離、7700km 【カリブラ/ジロー】

27話 ページ28

3人「「「 おじゃまします 」」」

貴『どうぞどうぞ〜』



初めて入るAの部屋。
薄いピンクのカーテンと、水色のソファークッション、
テレビ台には小さい動物の置物があって、
キッチンにはたくさんの調味料が並んでいる。

さすが女子、綺麗すぎる。

初めましてのミノとは、ここに来るまでに
自己紹介とあいさつを済ませていた。



貴『今回はチョコの中にマシュマロと、
　 さっぱりオレンジソルベにしてみました！』


ジョージ「うまそ！！いただきます！！」

ジロー「…え、めっちゃうまい」

貴『本当？』

ミノ「Aちゃん上手だね作るの」

貴『よかったーお口にあって！』



俺たちが食べているところを見て、
ニコニコするA。



梅雨……ありがとう。
エアコン壊れてくれてありがとう。



貴『それで、修理はいつくるの？』

ジロー「それが修理が立て込んでるらしくて
　 明日の夕方にならねーとこないらしい」

貴『あらまそれは…大変だ』

ジロー「普通にやべぇよ、あの暑さは…」

貴『溶けちゃうね笑…ねぇこの後って時間ある？』

ジロー「今日はなんもねぇけど…なんでよ？」



するとAは、バックの中から
1枚のチラシを取り出して俺の目の前に置いた。

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