20話 ページ21
ソファーですやすやと眠るA。
さっきカフェで見かけた時と同じ格好をしている。
ジロー「…おい、起きろ」
声をかけるが、起きる気配はない。
肩を揺らすと、少し声をだして寝返りをする。
貴『んん……あれ、起きたジロー』
ジロー「なにやってんだよ、どうやって入った?」
悲しさとイライラで口調が強くなる。
貴『なんか帰ってきた時にジョージに会って、
ジロー体調悪いから起きるまで居てやってって
言われて、あがらせてもらってたの』
ジョージが…?
気を利かせてくれたんだろうけど、
ついさっきの光景が頭から離れなくて、
顔をみてしゃべることもままらない。
貴『で、体調どう?熱は?』
そう言っておでこを触ろうと伸ばした手を、
パシっと振り払って背を向ける。
ジロー「ねぇよ、ねぇーから帰れ」
貴『え?でもご飯とか作っても…』
ジロー「いいから!帰れって!!」
シィンとなるリビング。
はっと気づいた時にはもう遅く、
背を向けたまま自分の部屋に戻る。
しばらくしてAの足音が近づいてきて、
部屋をノックする音が響く。
貴『体調悪い時にごめんね?
ポカリだけ置いてくから、飲んでね』
靴を履いて、家を出る時に、
「おやすみ」と言って出て行くA。
また、部屋は静まり返った。
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二歌(プロフ) - しゃけ丸さん» レス遅くなってしまい、申し訳ありません。ぼちぼちになるときもありますが、待ってくださってることを糧にがんばります! (2017年1月5日 23時) (レス) id: 4e248d7834 (このIDを非表示/違反報告)
二歌(プロフ) - なちぼんさん» レス遅くなってしまい、申し訳ありません。励みなります!更新がんばります! (2017年1月5日 23時) (レス) id: 4e248d7834 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ丸 - コメント失礼します!!めっちゃ面白くて更新楽しみにしています!頑張って下さいっっ! (2016年10月12日 17時) (レス) id: 5763d0e24c (このIDを非表示/違反報告)
なちぼん(プロフ) - コメント失礼します!読ませていただきましたっ。ジロー好きなのでこのような小説があって嬉しいです(*´∨`* ) とても面白いです、頑張ってください(*^^*) (2016年10月10日 23時) (レス) id: 28ba456d2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:二歌 | 作成日時:2016年10月3日 14時