助けてくれたのは【歌/い/手】 (ページ7)

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第六話ページ7

今日は渉さんと出かける日だ
こんなにワクワクしたのはいつぶりだろう

貴「渉さん、お待たせしました」

う「そんな慌てなくて良いですよ、俺も今きたところです」

と言う渉さんはいつもと違う服装をしていた
キチッと決めてる感じではなく、ラフって感じが素敵だった

う「じゃあ、いきましょうか」

貴「はい、そうしましょう」

最悪まで後5秒

？「誰？その男の人？貴女兄さんにも迷惑かけてこの人にもかけるの？最低ね」

貴「母さ…んな…んで……？」

う「大丈夫ですか？！」

母「行く当ても無いものね、貴女は」

う「貴女は本当に母親なんですか？」

う「俺は騒ぐのも嫌だし、口論するのも嫌なので言いますけど、母親として最悪ですよ、Aさんの気持ちも考えないで、ただ母親ぶってる最低な女にしか見えないですよ、辛い娘を放って置いて、自分の好きな事をして、迷惑をかけまくってるのは貴女じゃないですか？」

貴「渉さん、いいんです、ごめんなさい迷惑かけてしまって」

う「俺は____ちっとも許したくない、貴女は今この場で被害者ですよ？それをわかってますか？」

う「母親ぶってる女、今この場で彼女に手を出すな！お前のせいでどうなったか考えろ！糞婆」

と言うと母は消えていった

う「最悪なお出かけになっちゃいましたね、あはは、どうせなら俺の家来ます？」

貴「ありがとうございます」

う「泣きたかったら、泣いていいんですよ、無理は良くない」

と渉さんは私を自分の胸に押し付け、抱きしめてくれた

う「好きな人がいて抱きしめないとダメ男になっちまう」

う「好きですよ」

この二言は私には聞こえなかった