剣士との再会２ ページ3
だって、キリトもアスナも３日だったなら、私はレベル的に２日でいけると思ったんだもん。
「じゃあ、４９層までは何してたんだよ？」
「突破しやすい様に、ひたすらマッピングしてましたって。でも、これがまた…。４３層の攻略何
時間か前に、長編クエスト引っかかったんだよね。『上層とボス戦のヒントが得られる』らしいか
ら優先だな、って。…だから、４７〜５０層のフィールド＆ボス部屋情報あったんでしょ！」
私がキリトに詰め寄ると、エギルは「なるほどな」と腕を組んだ。
「あれ、アルゴじゃなくてあんただったのか。―ところで、キリトにも男性ソロの知り合いがいた
んだな。聞いた事もねぇから驚いたぜ」
「…は？」
キリトは、エギルと私を交互に見る。
そしてひとつの結論に至ったらしい。
「エギル。今、こいつの事を何と言ったか？」
「『男性ソロの知り合い』だろ？」
…あはは。
キリトからの呆れ視線に舌を出した、私は。
紺帽を、躊躇なく取り去った。
「――えーと、自己紹介がまだだったね。
私、《A》と言います」
久しぶりに解除した帽子の下で、銀髪がきらりと光った。
多分、私の紅い瞳もはっきり見えた。
エギルは眼を見開くと、驚愕で言葉を失う。
「……ユニークスキルの《光蝶》！！？」
その声は不運にも通りに届いたみたい。
「光蝶！？どこにいるんだ？」
「わたし、店の奥に銀髪のアバターが見えた！」
すぐさま突っ込んでくるプレイヤー達に青くなり、慌てて扉を閉めた。
「…キリトの馬鹿、あほ、楽観者！」
「悪かった。でも、逆に見せた方が群衆も引くかも知れない」
…解った、信じる。
その代わり、外れたら何かおごれ。
私は扉をそーっと開いた。
次の瞬間雪崩込んで来たプレイヤーの山に、私はキリトを信じた事を超絶後悔したのだった。
――――第５１層ボス部屋は３日後に撃破された。
Aも参加し、６パーティー３６人のレイド部隊によって。
戦闘時間、４２分。犠牲者は０。
攻略に久々の余裕を作り出したのは、間違いなく《光蝶》の少女と。
そして、もうひとりのユニークスキル使い、団長《ヒースクリフ》の活躍であった。
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作者 - パスワードを忘れて編集できなくなった作者です！注意書き(ネタバレ込)を失礼します。この作品は最終的にキリトくんと夢主は友情、最高の相棒エンドとなり、主人公とキリトくんは恋愛的には結ばれません。ご了承できる方のみこの先もお楽しみください！ (2022年12月4日 21時) (
レス) id: e3bb314ceb (このIDを非表示/違反報告)
作者：ユキ - ↓ミスタッチしました。すみません！ 《旋風４》のコメント欄にて、続編企画のリクエストなど常時受付中でございます！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 18dde9c14f (このIDを非表示/違反報告)
作者：ユキ - 《旋風４ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 18dde9c14f (このIDを非表示/違反報告)
作者：ユキ - この度、《夕闇の旋風》が完結いたしました！読者の皆さん、ありがとうございました！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 18dde9c14f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 多分、外れたと思います！しぇるふぃあ。さん、ご指摘ありがとうございましたm(_ _)m (2016年10月30日 2時) (レス) id: 18dde9c14f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ | 作成日時：2016年6月29日 22時
