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練習 ti×ryu ページ18

「うぅ…グスッ…」



「…そろそろシない?って



言われたから逃げてきたの?」




「うん…グスッ…」




「…」




幼なじみの龍我は、



そういう経験が0で、



スるのがこわいらしい。




「せっかく彼氏と



いい感じにいってたのに…」




「グスッグスッ」



「好きな人とだったら



シてもいいって思えるもんなんじゃないの?」




「わかんない…グスッ…



だって入れられるのとか



こわいんだもん…




血とか出る時あるって



浮所が言ってたし」




「それは浮所くんの彼氏さんが



激しくしすぎなだけじゃないの?」




「確かに那須は激しいって



よく言ってるけど…




でもとにかくこわいの…




うぅ…」




ぽろぽろ涙を流してる。




龍我は高校の時ぐらいから



ずっと俺の家を逃げ場にしてるんだ。




誘われたら、



とりあえず逃げて逃げて、




俺の家に来て俺に話す。





「でも龍我、



いつかはシなきゃいけない



日が来るかもよ?」




「やだ…泣」




「…キスはできるの?」




「…ほっぺなら…」




「え、キスもできないの?」




「グスッ」





…カラダだけじゃなくて



キスも無理なんだったら



ただ単に人が苦手ってだけなんじゃ…





「大昇はしたことあるの…?」




「え…



…まあ0ではないけど」




「…あるんだ…」




「…キスくらいはできないと



だめだよ、」




「…でも練習させてくれる人なんて




いないから…」




「だから彼氏としたらいいじゃん」




「それが無理だから



どうしようって言ってるの、!」




「…じゃあ俺が龍我の



練習台になろっか…?」

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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年5月7日 17時

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