バカにしないでくれます？2 (ページ18)

今日:5 hit、昨日:25 hit、合計:19,899 hit

いないいないページ18

そういえば、なんか帰りに爆発したみたいななんか言ってたな……クラスメイトが。

よくよく思えばなんで電話した時に森さんは言ってこなかったのか。メール見てるとでも思った？

某港、私たちが管理する倉庫だったものを見にやってくる。時間は遅いがうちの部下たちが原因を探したり片付けをしている。随分派手にやられたもんだ。

『記録』

情報が書かれたバインダーを受け取るとその情報を一読する。

はーーー、なんだこれ。見張りも手薄になってるじゃない。人手不足？もっとちゃんとしなよ。

損害が大きい。

『見張りしてた奴らは？呼んでちょうだい。』

しーん

一応命令のつもりだった。誰も動かへんやんわろた

『なに？こっちも暇じゃないんだけどさ……』

｢それが……16人中14人は死亡、残り2人は行方不明との事です。｣

なんという。人手不足が深刻化したじゃねぇか。

『なんとまぁ……うーん、とりあえず私は被害にあった倉庫巡ってくる。記録もこのままで良いよ。あとそれから＿＿＿＿＿＿』

最低限の指示をしてその場を離れる。私は他の倉庫の元へ歩いていく。

『……暗い』

次のとこへ、点々と移動して最後の被害場に来た。ここでも黒服くんはきっちり働いている。うむ、良い働きぶり。

そんな中少しの違和感を覚える。

それはわかりやすい程むき出しな殺気。気配の方に目をやると1人の構成員が。あのくらいの殺気の出し方じゃあダメだよ、と遠回しに教える感覚でそちらの方を向き微笑む。

これは近々久しぶりの顎ドンパン来るぞ。

？｢藤蝶……いや、【＿＿】A…………私はお前の過去を知っている…………

絶対に、殺してやる。｣