検索窓
今日:1 hit、昨日:23 hit、合計:61,776 hit

反社.7 ページ7

三途「まいきぃ…」
佐野「……」

三途「マジでアイツが好きなのかよ…?あんなボサボサでボロボロの女…俺がもっといい女紹介しますよ?」

佐野「黙れ」
別にAの魅力を知ってもらおうとか思ってない

彼女のいい所は俺だけが知ってりゃいい
誰もその魅力に気づかないで

俺しか頼れるやつがいなくなっちまえばいい
けどAをバカにすんなら話は別だ

佐野「お前の意見は聞いてねぇ」
三途「…うっす」

ほかの女じゃ意味がねぇ
Aじゃなきゃダメだ

三途「着きましたよ」
佐野「……」

すぐに車を降りて外から見ればどこにでもある
オフィスビルのような建物に入る

ここが梵天のアジトだ
佐野「A、ただいま」

貴「わっ、びっくりした…おかえりなさい、佐野さん」
佐野「は?」

俺の声にAがびくりと肩を震わす
佐野「佐野さんってナニ」

苗字とか教えてねぇ
それに万次郎って教えたのに

貴「え…あの、でも、、ピンクの髪の彼が…」
佐野「三途が何言った」

貴「気安く名前で呼ぶな、、って、」
佐野「…サンズ、お前Aに近づくの禁止だ」

遅れて部屋に入ってきた三途に告げる
佐野「Aに余計なこと言うな」

三途「…おまっ、何チクってんだクソが!」
貴「す、すみません…!」

佐野「サンズ」
そう呼べば大人しくなる三途

佐野「俺がここの首領。俺が1番上。Aは俺の言うことだけ聞いとけばいいから、名前で呼んで」

Aに苗字で呼ばれんの、ヤダ
距離あって、ヤダ

貴「万次郎さん…?」
佐野「ん、ありがと」

Aにハグをしてそのまま抱える
佐野「三途、たい焼き買ってこい」

三途「え、今から、?」
佐野「早く」

三途「ハイ」
姫抱きに直すと幹部室を抜けて

俺の部屋に向かう
佐野「三途が戻ってきたら一緒にたい焼き食おうね」

貴「私も食べていいんですか…?」
佐野「ウン、一緒に食お」

誰かと何かを食べるのはいつぶりだろう
これからはずっと、Aと一緒に食べたい

反社.8→←反社.6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (297 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
734人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

咲良(プロフ) - さめしゃち?さん» きゅんとしていただけて良かったです!こちらこそ𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮です(?) (2023年3月29日 10時) (レス) id: 99406de1b2 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - ゆっちゃんさん» コメント気づかずお返事遅れました…!読んでいただいてありがとうございました!そう言ってもらえて嬉しいです! (2023年3月29日 10時) (レス) id: 99406de1b2 (このIDを非表示/違反報告)
さめしゃち?(プロフ) - 久しぶりにめっちゃきゅんっ♡ってしたしドキドキもした!!!神作品を𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮!! (2023年3月28日 22時) (レス) @page20 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん(プロフ) - いやほんとうに神すぎません?本当にこの作品好きです!! (2022年12月30日 23時) (レス) id: d04e6957d1 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - arare19951997さん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます…! (2022年10月10日 16時) (レス) id: 99406de1b2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:山口咲良 | 作成日時:2022年6月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。