死んだと思ったらエンマ大王に求婚された4【妖怪ウォッチ】

186. ページ47

フランシー「ゾンビナイトは一度迷い込んだら最後.....二度と元の世界に戻ることは出来ない」

『......へ？』

嘘でしょ？え？戻ることが出来ないって.....

『あの確認ですが、これがアメリカ独特のアメリカンジョークというものでしょうか.....？』

フランシー「残念だが、本当だ」

『いやだァァァァァァ！！こんな所でゾンビと暮らすなんて絶対に嫌！！これなら残業10連勤の方がよっぽどマシ！！』

フランシー「落ち着け少女。実は戻る方法がひとつだけある」

『ふぇ？』

あるの？

フランシー「この町にある「夜明けの鐘」を鳴らすことが出来れば.....夜が明けてゾンビナイトから元の世界に戻すことが出来る」

『それって.....家に帰れるって事ですか？』

フランシー「そういう事だ」

ﾎｯ
なんだ良かった

『その「夜明けの鐘」って何処にあるんですか？』

フランシー「「夜明けの鐘」はこの町の様々な施設に存在する」

それってゾンビが歩き回る中、見つからずにその鐘を見つけるってこと？ゾンビゲームは範囲外なんだけどな.......

『......頑張る！』ｶｯ

私は急いで玄関から飛び出そうとした瞬間、

ｶﾞｼｯ
フランシー「待て」

『え？』

フランシー博士に腕を掴まれ、止められた......こういう状況で思うのもなんだけど綺麗な人だな〜.....

フランシー「丸腰では危険だ。これを貸してやろう」

フランシー博士はさっきゾンビを叩いた武器？を私に渡した。
あれ？これよく見るとピコピコハンマー？

フランシー「【対ゾンビハンマー】だ。それがあれば子供のキミでもゾンビを倒すことが出来るはずだ」

あ やっぱり子供と勘違いしてる.....まぁ子供に化けてるから当然か......

フランシー「それとコレも貸してやろう」

ｶﾞｻｯ
フランシー博士は服のようなものを私に渡した

フランシー「これは【たいきゅうベスト】。それを着ればゾンビの攻撃も少しは耐えられるぞ」

少しは.....まぁないよりマシかも.....

フランシー「あとは.....これも必要だったな」

フランシー博士はリュックを私に渡した

フランシー「【バックパック】。外で拾った物資はそのバックパックに入れるんだ」

『ありがとうございます フランシー博士』ﾍﾟｺｯ

フランシー「それではそろそろ失礼させてもらう。ゾンビナイトの調査が待ってるからな。そうだ 最後にコレを渡しておこう」ｶﾁｬ

187.→←185.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す