０３６・情報屋との過去 ページ38
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少女の、小さいころ。
彼女に外の情報を伝えてくれていたのは、藤川だった。
表情を何一つ変えずに自分の話を聞く彼女に対し、
藤川は笑顔で彼女に接していた。
少女は可愛らしかった。
容姿も人形のような姿で美しかったが、不愛想な彼女だから、
それは大人が思うような小さい子に対しての“可愛い”だったのかもしれない。
藤川は、少女の遊び相手でありながら、
彼女の本当の両親に敵の情報を伝えていた。
でも少女が14歳になって少し経った、あの“戦争”の後。
彼女の本当の両親は逮捕され、少女は保護された。
藤川は、その家に近寄ることはなかった。
危険だった。
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藤川「逮捕、されたんじゃなかったんですか」
「逮捕？あぁ、あんな牢屋とっくの前に出てってやったよ」
藤川「奥様は」
「ん？死んだ。これも、とっくの前に」
そういうと、嗤った。
「…それで、もうあの戦争から結構な年月も経っただろ？
だから、活動を再開しようと思うんだ」
藤川「…え？」
「でも一人じゃやれるわけない」
にやり、と嗤った。まさか、と思った。
「私の、娘を。零ノA…、あぁ今は藤堂か？ふふ、返してもらおうと思うんだ」
藤川「……、でも」
「大丈夫だ、あいつはすぐこちら側に戻ってくる…あいつは、まだゼロな部分が残っている」
それから。
「お前はそれの第一弾だ」
またにやりと嗤った。
そして、
藤川「、うぅっ」
数年前と何一つ変わらぬやり方で、。
殺した。
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少女の両親の仕事は、
殺人、だった。
組織は、何もかも空っぽだと思えるような組織の性格と殺し方から、
ＺＥＲＯ、と呼ばれていた。
少女は、彼らの養子として0歳3か月ほどの時にＺＥＲＯにやってきた。
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壊しているの？
壊して知るの？
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忘れることも、できない。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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西 - この方角に福があるはずです
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毒×苺(プロフ) - 莉紗さん» ありがとうございますっ！ (2016年9月22日 17時) (
レス) id: 0fecc0a7c0 (このIDを非表示/違反報告)
莉紗(プロフ) - とてもおもしろいです！移行後も楽しく読ませていただきます！楽しみです〜〜！ (2016年9月22日 1時) (レス) id: 8a75713768 (このIDを非表示/違反報告)
毒×苺(プロフ) - bearさん» ありがとうございます！頑張ります！！！ (2016年9月21日 18時) (レス) id: 0fecc0a7c0 (このIDを非表示/違反報告)
bear - 続き楽しみにしてます！ (2016年9月21日 18時) (レス) id: d858c8f94f (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズ好き！(プロフ) - 毒×苺さん» はい！ (2016年9月18日 19時) (レス) id: e3240625bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：毒×苺 | 作成日時：2016年7月27日 18時
