ON-love ver.- 【Y.yokoyama】 (ページ36)

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０３４・再会はページ36

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中島side

再会は、すぐ近くだった。

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真っ白な、部屋。

ドビラが、開く。

中島「……、藤堂さん」

A「こんにちわです」

中島「、お久しぶりです」

A「ふふ、堅苦しいですよぉ」

中島「…、そう、ですよね」

この想いは、やはり変わらなくて。

でもどこか気恥ずかしくて。

久しぶりの、彼女の奇抜な格好と、その声と、喋り方と、笑い方。

A「せんせ真っ白な服も似合いますねぇ」

中島「そうですか？」

A「あ、なんかわたしせんせの窓口？みたいな役割になりましたです、」

中島「よろしくお願いします」

A「給料上がるですかね」

中島「え？笑」

楽しい、と思う。

A「聞いてくださいよぉ東海林先輩が話しかけてくんなーとか

言ってきたんです」

中島「喧嘩ですか？」

A「喧嘩というか突然言ってきたんですよ、変なの」

中島「…、まだ一緒に過ごしてるんですか？」

A「うぅん、なんだかんだいなかったら心配されちゃうんですよ」

中島「………、いいな」

意味がわからない、という顔をされた。

当たり前か。

A「？」

中島「…なんでもないです…、そういえば今日は何の用事で？」

A「へ？あ、ガンさんにはせんせに挨拶だけして来いって言われてるんです」

中島「、そうなんですね」

A「…、でも、大変です」

仕事のことかと、思った。

中島「え？」

A「パパが、動き出したんです」

中島「、パパ？」

A「…連続殺人だから、せんせも頑張ってくださいね」

中島「…、」

すっと、立ち上がる。

A「ばいばい」

中島「また」

A「またねーた、たもつ！せんせ？」

中島「！は、はい…」

名前を、呼んでくれたわけなんて。

まだ、知る由もなかった。

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少女はまだ、探している。

この世界の、終わりを。

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少女はまた、考えている。

この世界の終わる日のことを。

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数日後、彼女の言った通り連続殺人事件が起こっていることを知らされた。

しかも、殺されているのは警視庁に勤めているヒトばかりだった。

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残虐に。

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