紺青の拳【黒羽 快斗】2

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No side






真「絆創膏返して下さいよ」





園「ダーメ!一生、宝物にするんだ〜」







小五郎達と階段を下りて展望デッキに出た蘭は、仲むじつまじけな園子と京極を見ていた







蘭「………ラブラブね」






あ「そうだね……」









蘭「Aもさっきまでラブラブに見えたけどね」






あ「あ、あれはち、違うから!!」







蘭「ふふ……ちゃんと返事しなさいよ？A」






あ「うん……」






腰を痛めた小五郎がくの字になって、トントンと腰を叩いていた









リシ「う………うう………」







展望デッキの端でうずくまっていたリシが目を開けると、目の前にコナンが立っていて、パーカーのポケットに手を突っ込み、険しい目でリシを見ていた






リシ「お……お前はいったい何者なんだ？ただの子供じゃないだろ？」






リシがたずねると、コナンはポケットからメガネを取り出してかけた






コナン「江戸川コナン。探偵さ」





マリーナベイに着水したスカイパークに、幾つもの光が近づいてきて、それは警察のボートのサーチライトだった









サーチライトに照らされたかつて屋上にあったその巨体な船体は、海の上でも圧倒的な存在感を放っていた

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