66 ページ18
No side
テラス席に追い詰められた京極はフェンスを飛び越えて、展望デッキに繋がる通路にとびおり、展望デッキから走ってきた海賊が長い鉄の棒をふり回してきた
海賊の攻撃をよけた京極の右手首のミサンガがキラリと光り、ハンググライダーで飛びながらトランプ銃を構えたキッドはその引き金を引いた
銃口から放たされたトランプは、展望デッキにいた海賊達の間をつき進み、京極の右手首のミサンガを断ち切って、ワイヤーの切れたミサンガが、床に落ちた
次の瞬間、京極の強烈な拳が海賊の体に放たれて、鈍い音が幾度となく響いて、海賊達の体が次々と吹っ飛んでいった
海賊が持っていた鉄の棒が、展望デッキの中央のポールに激突して、粉々にくだけて、京極の圧倒的な強さを前にして、残った海賊がうう………とひるむ
園「真さん!?」
あ「(さっきまでとは別人だよ………京極さん)」
園子を抱いて仁王立ちする京極は、先程までの防戦一方の京極とは別人のようで、凄まじい闘気が全身から立ちのぼっている
展望デッキにいたユージーンの命令で、海賊達が京極に銃を向けて、バーのテラス席のテーブルがガラガラと音を立てて倒れ、ジャマルッディンが現れて、フェンスに足をかけ、京極がいる通路に飛びおりた
ジャマル「邪魔をするな。この男の相手は俺だ」
ジャマルッディンはそういって、静かにゆっくりと身構えた
展望デッキを通過したキッドのハンググライダーは、スカイパークに沿うようにして飛ぶと、急上昇した
コナン「キッド!俺をプールの方へ!!」
キッド「わかってるよ」
キッドはハンググライダーをクルリと一回転させると、降下してスカイパークのプールへ向かった
262人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピカ∞♪(プロフ) - SとMno違いが判らない馬鹿さん» 大好きですか!ありがとうございます!そうですよね…なおしてきます (2020年10月28日 21時) (レス) id: 080b81c583 (このIDを非表示/違反報告)
SとMno違いが判らない馬鹿 - 何度も読みこんでしまうほど大好きです!推しが尊い!夢主羨ましい!!…そういえば、完結なされたと思うのですが、どうして「連載中」の表示なんですか? (2020年10月28日 20時) (レス) id: 84f4924fb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ