紺青の拳【黒羽 快斗】2

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No side









レオン「ユージーン。計画は失敗したが、この宝石は君にあげるよ。ここにいるヤツらを全員片付けろ」









ユージーンはアタッシェケースを開けて、中に入っているブルーサファイアを確認して、リシに銃を向けた部下を振り返り、首を縦にふり、部下はリシに巻きついたワイヤーをほどいた









レオン「なっ、何をしている!?」








愕然とするレオンに、別の部下が動くな!と銃をつきつけて、それを見た禮次郎は、ひぃぃっと後ずさりした









ジャグジーのはしに足をひっかけて、ジャグジーに落ちた









ユージーン「この宝石さえ手に入れば、もうお前に用はねぇ」








レオン「なんだと!?」









レオンが立ち去るユージーンを追いかけようとすると部下が銃をつきつけた








ユージーン「俺は約束を守らない男でね。もっと楽なもうけ話があっただけさ」









そう言ってユージーンは立ち去っていった









もっと楽なもうけ話って、なんだ…………コナンはハッと何かに気づいた









コナン「お前達の狙いは…………」









コナンが呟くと、銃を持ったリシがフフッと笑いながら近づいてきた









リシ「よく気のつく坊やだな。その通り、このホテルには鈴木財閥のお嬢様がいる。誘拐すれば身代金は桁違いだ。それに………あの人も………」









キッド「お嬢様はもう避難しているんじゃねーか？Aも一緒に」









両手を上げたキッドが口をはさんだ









リシ「まだスイートにいるはずだよ。僕が電話で絶対に部屋を出るなと言っておいたからね………あの人は……お嬢様と一緒にいるはずだよ」









キッド「(Aがお嬢様と一緒にいるのか……)」

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