魔法騎士団長と魔法帝のお気に入り 5冊目

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〜A〜



アスタ｢A先輩。しばらく留守にするんですか！？｣


｢どうしても外せない用事があるの｣


ヤミ｢お前が一人で行くことはないだろ｣


｢これは、私がやらないといけないんです｣


ヤミ｢そーかよ。行くのはいいけど生きて帰ってこい。これは団長命令だ｣


｢絶対死にません｣


魔法騎士団の名において


過去を知ってる者として



ハイトさんを犯罪者にはしない



｢私が留守の間。無茶だけはしないでね。特にアスタ！｣


アスタ｢ウスっ！！｣


｢素直でよろしい｣


このアジトを出たらフエゴレオン様への想いは封印しよう


これからはいち魔法騎士団員として、国民を救うんだ




そこに妨げとなる感情は全部置いて行く









･






ハイト｢………｣


｢……((ﾆｯｺﾘ｣


村に着くとさっそくハイトさんと出くわした


何も言わないけど、鬱陶しいのが来たって思ってる



村長｢Aさん。我々のような者のために…本当にありがとうございました。そして……本当に申し訳ありませんでした｣


｢いえ…！顔を上げて下さい！私の方こそ……｣


私にもっと力があればあの悲劇は起こなかった


謝るべきは私のほうだ







･






アレキド｢ハイトさん。どうしますか｣


ハイト｢今は、いてもいい。どうせ俺はまだ魔法を覚えてない。それにアイツがこっちにいたほうが……やりやすい｣


アレキド｢シアは……｣


ハイト｢王都に行った時、俺が助ける｣


アレキド｢では“そのように伝えておきます”｣


ハイト｢バレるなよ。アイツは俺とお前にしか気付いてない。なるべくは俺が引き付けておく｣



アレキド｢了解｣

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