貴女と俺ら：双子side ページ41
雅斗side
今日の部活はミーティングで、思いの外早く終わった。
こんな日は可愛い妹を見に行こまい。
Aの様子をみようと言ってきたのはつっちーだったけど言われなくても俺から言うつもりだったし、つっちーがノってくれなければ一人で行ってた。
拓海「あぁ、久々だなあ、黄金カレー来るの！１ヶ月以上来とらんかもしれんわ」
...俺はわざわざ遠回りしてここを通ってはこそこそと店内の様子見てたりしてた...。
つっちーにズルいとか言われたら面倒くせえしここはこうでしょ。
雅斗「うん、そうだねー」
万能。
黄金カレーについて中に入り、席についた。
でもおかしい。
いつもなら、俺らのこと見つけたら『雅斗！拓海！』となるはずだけど今日は来ない。
拓海「雅斗、あれ、見て」
つっちーに言われて指差す方向を見るとAが大人たちと喋ってた。
無意識に身をかがめる。
なんか、見られたくない。
違う、見たくないんだ。なんで知らない男たちと笑って喋ってんの。
拓海「...ん？ねえ、雅斗？...あれさ、本田先生じゃない？」
雅斗「は？」
そーっと見てみると確かに3人のうち一人は見覚えのある人だった。
雅斗「...本ちゃん先生...Aと何してんの」
拓海「あっ！ねねね、本田先生の右に座っとる人さ、小林豊じゃない？」
雅斗「はあ？誰？」
拓海「芸能人だよ、俳優？違うか、アイドルかな。テレビとかよく出とるけど、知らん？」
雅斗「んー、存じあげないっすねえ...」
はい？担任と、アイドルと、背高いひとはわかる、店長さん。
なになになに、まじで。
どうなっとんの。
雅斗「つっちー、待っとって」
拓海「えっちょっと！雅斗！？」
Aたち4人が外に出て行ったところで俺も後をつけた。
いてもたってもいられんて。
気付かれないように物陰に隠れる。
そしてAが店に入ったところでダッシュ！
何やら考え込んでいる店長さんの肩を叩く
雅斗「あの」
勝「ひっ」
ひってどんだけ考えとったの。
勝「お客様ですか？入口はあちらで───」
雅斗「違います。えーと、見てわかりません？」
双子にしては似てないねってよく言われる。
雅斗「俺、吉原雅斗っていうんすけど、心当たりありません？やっぱ似てないのかな...」
勝「吉原...って...」
雅斗「妹がいつもお世話んなってます」
さあ、詳しく話してもらいましょうかねえ。
水野店長？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 81人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆あやちゅ☆(プロフ) - はじめまして！この話、めっちゃ面白いです！読んでてメンバーのキャラがとっても伝わってきます(*´∇｀*)これからも更新頑張って下さいね！ (2017年5月9日 17時) (
レス) id: 728d49e9a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗稚-ﾗｲﾁｬﾑ//-(プロフ) - 華月さん» 学校名…結構悩みますよね、分かります(笑)尾張と三河、両方の親がいるなんていーですね♪私はお母さんがお母さんの友達に影響されてて三河弁たまに使う名古屋人とお父さん側は私から見てお婆ちゃんはめちゃくちゃ名古屋弁濃いという…(笑)これからも楽しみにしてます♪ (2017年4月2日 22時) (レス) id: 6c14204266 (このIDを非表示/違反報告)
そらいろマフラー(σ*´∀｀)(プロフ) - 華月さん» そーなんですね!!わざわざすみません_(..)_ ありがたとうございます!!(^O^)作品とても面白くて楽しみにしてます(≧∀≦) (2017年4月2日 19時) (携帯から) (レス) id: 85f4eb0786 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - そらいろマフラー(σ*´∀｀)さん» 多分、方言、だと思います。体がだるいとか気持ち悪いとか、体調悪いときによく使います。 (2017年4月2日 14時) (レス) id: 6be17fdebb (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - 麗稚-ﾗｲﾁｬﾑ//-さん» ありがとうございます！学校名は結構考えました笑。頑張ります！ (2017年4月2日 14時) (レス) id: 6be17fdebb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華月 | 作成日時：2017年2月22日 19時
