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『.......急に、なに？』
壱「.......いや、ごめんな、焦っとんねん」
壱馬は、余裕なさそうに、さらさらの前髪を右手でかきあげた。
壱馬のその様子から、私の気持ちが壱馬にバレたわけではなさそうで、少し、ほっとした。
もう、忘れる気持ちなんだから、誰かの中に残るのは、嫌だったから。
壱「俺、Aのこと、誰にも取られた無くて、焦ってんねん」
そう言いながら、壱馬の熱っぽい右手が、私の左頬を撫でる。
『.......誰のものにもならないよ、私は』
私は、真っ直ぐに見つめてくる、壱馬の漆黒の瞳から目を逸らしながらそう言った。
まるで、その瞳に吸い込まれそうだ、なんて柄にもなく、思ってしまう。
壱「.......俺は、恋愛、そんなに悪いもんやとは思えへんけど、なんでそんなに毛嫌いするん？」
『.......自分が、自分じゃ、なくなる』
壱「.......え？」
壱馬から視線を外し、ぽつんとそう言うと、困惑したような、壱馬の声が聞こえた。
『.......振り回されるの、恋愛に。
それ以外、考えられなくなったり、その人を思って苦しくなったり、一喜一憂したり。
そんな、まるで、自分が、自分じゃない感覚になるのが、怖いの。
だから、嫌なの。
相手に自分の気持ち、押し付けたくなる。
エゴ、だから、それは』
そこまで、一気に行った私は、いたたまれなくて、立ち上がろうとした。
その時、壱馬が、私の左手をぐいっと引っ張る。
バランスを崩して、壱馬の上に座り込む。
『何す.......んっ』
気がつけば、壱馬は、私の唇を唇で塞いでいたんだ。
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NONAME(プロフ) - 桔梗さん» いえいえ!きっと大丈夫だと思いますよ(*^^*) (2020年2月24日 6時) (
レス) id: e70f91340d (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - NONAMEさん» ありがとうございます泣 私も受かってる事を祈ります笑 (2020年2月22日 17時) (レス) id: 629eee7122 (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - 国家試験、お疲れ様でした(*^^*)無事に合格している事を祈ります! (2020年2月18日 19時) (レス) id: e70f91340d (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - あやみさん» 取り急ぎお返事だけ泣。お互い実力発揮できるように頑張りましょう泣。国試終わったら更新も頑張ります！お互いよき結果となりますように！ (2020年2月15日 10時) (レス) id: 629eee7122 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ(プロフ) - 初めまして。わたしもその日受験します。お互い頑張りましょうね！！作品いつも楽しみにしています！ (2020年2月10日 8時) (レス) id: 580d84caa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桔梗
| 作成日時：2020年1月17日 19時
