僕が想うのは【裕×亜】

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裕「まあ、A1人で帰らすよりマシやから頼んだ、亜嵐くん」



そういうと私の意思なんて聞かず、GENERATIONSメンバーはわらわらと帰り出す。



裕ちゃんは、私が1人で帰ると危ないからって送るって言ってくれるだけで、1人じゃなかったら、心配ないってことなんだよね。



……自分が送らなきゃ気が済まないということでもない。



馬鹿みたい、期待なんてして、こうしていつも落ち込むことになるんだから。



期待なんてするなって、だれか私の頰を叩いてでもしてくれればいいのに。



そう思いながら無言で白濱さんの隣を歩く。




亜「あは、俺と2人は嫌でしょ」



『え？』



亜「いっつも、俺と話す時視線合わねえもん笑」



……分かっているなら、なんで私と2人になることを選んだんだろう、この人。



そう思って白濱さんを見つめていると、白濱さんは口を開いた。



亜「ねえ、裕太くんのこと、振り向かせたくない？」



『……え？』



そう言って、反射的に隣を歩く白濱さんの顔を見た。



亜「あれ、違った？



てっきり、Aちゃんは、裕太くんのことが好きなのかなって思ってたんだけど」



『……なん、で』



どうして、あなたが、そんなこと、知ってるの。



おかしい。



どんなに仲がいい、同世代のE-girlsのみんなにもバレたことないのに。



玲於や、隼、ましてや、裕ちゃんにも気が付かれてないのに。



なんでよりによって、白濱さんが気が付くの？



なんで、白濱さんが。



そう思って、言葉を失っている私に、白濱さんはまた口を開いた。

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