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つ、つつつ遂に言ってもうたー！！
明らかに動揺はしているのに、表情は崩さずやたら間の空いた返事から彼女が戸惑っているのが分かる。
持ち帰って先輩に報告することにしたのか、速やかに部屋を退出した彼女は廊下をいつもより素早く静かに歩いていくのが分かった。
そらそうだよな、ごめんな……
それでも達成感の今後を考えて少しニヤニヤしてしまう。
こうしちゃいられないと、照れ隠しにいじっていた書類を机に放り出してひとらんのいる馬小屋へ走った。
｢外道丸ーーー！｣
｢ーーあれ、トントンじゃん
その様子だと成功したの？｣
藁を交換していたのか軽く汗をかきながら振り返ったひとらんがマスク越しに僅かに微笑む。
｢ああ、別に幹部が気に入った奴とか、向いてるやつを役割固定するのは珍しい話でもないし、Aはたしかに新人ではあるが直属まで一気に昇進したくらいだ、最初は驚くだろうがそこまで問題にならないはずやろ！｣
｢うんうん、そうだね
そかったじゃん、これでちゃんと話せるようになれば完璧｣
馬を撫でるようにひとらんが俺の頭を撫でて来て、普段だったら跳ね除けるがひとらんの言葉が刺さって黙り込んでしまう。
｢……なにかしら、進展させないとだよ？｣
｢これから毎日顔を見れるだけで胸がいっぱいや｣
外道丸に抱きつきながらそう言えば、ひとらんに深いため息をつかれる。
｢せっかく固定任命までしたのに業務会話だけ？
ーーせめて、彼女の負担にならない程度に他のこと頼んでみるとか、そのお礼にお茶に誘うとかしなよ？｣
｢上司の命令が彼女に断れると思うか？
きっと息が詰まる思いでお茶をすることになる。
第1、どうやって女の子をお茶に誘ったらええの｣
知らん、とでも言うかのようにひとらんが肩を竦め、そこら辺は大ちゃんかマンちゃん辺りの専売特許でしょなんて投げやり。
女の子との仲良くなり方なんて知らん。
上司、部下の関係やったら余計難しいやろ
俺なんか特に真面目で怖いって噂になってるのに急にお茶に誘ったりなんかしたら怯えられるに決まっとる。
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ゆゆっち - 更新がんばってください！ (2020年3月30日 19時) (
レス) id: 05bf900e03 (このIDを非表示/違反報告)
nogue - あっ神なんですね。わかります。(｀・ω・´)これからも頑張ってください。 (2020年3月29日 11時) (レス) id: a847137800 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - ｽｩ(息を吸う)……………………………面白いです!(。・ω・。)ゞ好みですぅ。更新頑張ってください! (2020年3月23日 7時) (レス) id: 70e16e2ac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透明玄師 | 作成日時：2020年3月22日 0時
