love 24 ページ25
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その日薮さんと待ち合わせたのはカフェだった。
近くにある木々はいつの間にか葉の色を変えていて、街がゆったりとした色に染められていた。
薮「あ、三島先生。お待たせしました。」
「大丈夫ですよ。そんなに待ってませんから。」
「これ、お渡しするものです。」
薮「ありがとうございます。」
薮さんは私から受け取った封筒を開けて中身を確認する。
薮「いつもすみません。」
「いいえ。薮さんには感謝してます。仕事を貰えて慧も生き生きしてますから。」
薮「9月からの採用が0人だっただけですって。」
彼は毎度のようにそんな理由を付ける。
けれど、少しづつ麻痺が進行している慧が笑顔を絶やさずにいられるのは薮さんのおかげもあると思う。
「懐かしいですね、この席。」
薮「そうですね。もう、3年以上前ですか。」
私たちが座っていたその席は私があの日薮さんと出会った場所だった。
薮「実は伊野尾と初めて会ったのも、ここなんですよ。」
「え！そうだったんですか？」
薮「そう。まぁ、光の紹介ですけどね。
それからここの常連になって。
で、三島先生にも会えました。」
「なんか、凄いですね。」
薮「出会いの場、みたいなものですね。」
そう言って薮さんは恥ずかしそうにはにかんだ。
少し乾燥した彼が私たちの頬を撫でていく。
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Blue White(プロフ) - コメントありがとうございます。Dcaも読んでくださったんですね！感謝、感謝です。この先の展開ではBlueWhiteの世界観がたっぷり出てきますので、お楽しみに！ (2018年4月3日 10時) (
レス) id: d030cca7ce (このIDを非表示/違反報告)
梨乃(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいている梨乃です。Don'tcryanymoreの印象が強かったので愛のチカラがとても新鮮に感じます！！これからも更新楽しみにしています！青色さんと黄緑さん、私も大好きです！世論なんて知りません！笑笑 (2018年4月2日 17時) (レス) id: 8e1fd5095a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue White | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/bluewhite01/
作成日時：2018年3月20日 19時
