love 10 ページ11
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太陽が朝を温めて、風が緑の葉っぱを揺らし、
何処からか小鳥の鳴く声が聴こえる。
この部屋にはもうひとつの音が響いていた。
トントントン…
ジュー…
それは幸せな朝の音。
「あ、やばい…お米が……」
その音は砕かれるように消えていった。
慧「おはよう、A。」
「け、慧。おはよう。」
ふぁーなんて大きなあくびをしながら洗面所に向かう彼に私の失態はまだ知られていない。
和やかなムードに和やかな顔の慧。
でもその表情は食卓に着いた瞬間に変わった。
慧「ねぇー、Aー。今日ご飯炊いた?」
「へ?な、なんで?」
慧「白米の匂いがしない…」
まるでエスパーのような彼の分析に体をビクつかせながら私は小さく息を吐いた。
あぁ、こうなったらもう素直に謝るしかない。
「慧…ほんっっとうにごめん!」
慧「嘘でしょ…」
さっきまで流れていた幸せな朝なんて
どこかに飛ばされてしまったみたいに、
慧の顔がみるみると悲しみに包まれる。
まるで、絶望を見ているかのような目をしていた。
恐る恐る、私はパンを並べた平らなお皿とジャムの瓶を彼の前に運ぶ。
それを見た慧の顔は
不機嫌
そのものだった。
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Blue White(プロフ) - コメントありがとうございます。Dcaも読んでくださったんですね!感謝、感謝です。この先の展開ではBlueWhiteの世界観がたっぷり出てきますので、お楽しみに! (2018年4月3日 10時) (レス) id: d030cca7ce (このIDを非表示/違反報告)
梨乃(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいている梨乃です。Don'tcryanymoreの印象が強かったので愛のチカラがとても新鮮に感じます!!これからも更新楽しみにしています!青色さんと黄緑さん、私も大好きです!世論なんて知りません!笑笑 (2018年4月2日 17時) (レス) id: 8e1fd5095a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Blue White | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/bluewhite01/
作成日時:2018年3月20日 19時