今日:16 hit、昨日:4 hit、合計:8,274 hit
小｜中｜大
�� ページ9
* 千晴 side
葵唯…どうしちゃったんだろ。
そういえば、さっきからずっと私と藤原くんが話してたし…葵唯、暇だったよね…。
樹「やば…悪いことしたよな。ごめん」
千晴「…ううん、大丈夫。私も悪かったし…」
なんとなく、私も藤原くんも何も話しだせずに静かになってしまった。
…何か、話さないと…。
樹「…あのさ」
千晴「は、はい！」
やばい…今、力んで勢いのある返事しちゃった…。
藤原くん、驚いてるよ…。
樹「…大丈夫？」
やっぱり…心配かけちゃった。
何だか、すごく恥ずかしくなってきた。
千晴「…大丈夫です」
樹「…なら、いいけど」
千晴「あ、何か今言いかけてなかった？」
樹「え？…あぁ、あれ…」
千晴「…あれ？」
樹「んー…いや、何でもない。食堂、行こっか？」
藤原くんはそれだけ言って、私に向かって笑いかけてくれた。
最初会った時から、印象は全然変わらない。
本当に彼は、優しい人。
黎弥「よーっすお若いねー君達」
いきなり。本当にいきなり。
私たちの後ろから、声が聞こえた。
私は肩を上げるほどびっくりしちゃって、藤原くんは慌てて後ろを見た。
樹「げ…せ、瀬口？」
千晴「び、ビックリした…」
心臓、止まるかと思った…。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜花 | 作成日時：2021年5月31日 0時
