ブルースター４ (ページ41)

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夏輝「あ、すみません。驚かせちゃいましたね」

壱馬「い、いや、別に…」

北人「ていうか先輩、どうしたんですか？」

椛「ここ…1年の教室ですよね？」

夏輝「あ、はい。ちょっと用事がありまして。黎弥も、ちゃんと聞いておいてくださいね」

…先輩の瀬口くんに対する態度は、本当にきつい。
今も、敬語だったのはいいんだけど…言い方に、棘がある。
そういえば…やっぱり、友達か何かだったのかな。黎弥って、呼んでるし。

黎弥「はいはい…」

陽向「で、本題は？」

夏輝「はい。えっとですね、今度の土曜日なんですけど…藤原くんと川村くんは、部活ありそうですか？」

先輩は何枚かの紙を見ながら言った後、川村くんと藤原くんを見て聞いた。

壱馬「え？」

樹「…何か、あるんですか？」

夏輝「そうなんです…実は、祖父が勝手に決めてしまったことなんですけど」

葵唯「またあのじじい…」

先輩に聞こえないように、ポソリと葵唯が言った。
…一瞬私も思ったけど、仕方ないよね。

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