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樹「じゃ行ってくる」
北人「行ってらっしゃーい」
陽向「早めによろしく！」
皆に見送られながらも、藤原くんはゴミ捨てに向かった。
＊
藤原くんが行ったあと、私達は藤原くんの帰りを教室で待っていた。
陽向「そういえば、葵唯帰って来ないねー」
壱馬「あいつなら多分、今頃宮本に扱かれてるんやね？」
黎弥「あれ、あの子何かしちゃったの？」
椛「授業中に宮本に逆らったのよ…本当によくやるわね」
慎「壱馬もそうだったよね」
壱馬「まぁな。俺はもう終わったねんけど」
黎弥「ふーん…やっぱりあの子俺の彼女にふさわしいよな。あの気の強さといい可愛さといい」
壱馬「寝言は寝て言えやカス」
黎弥「あれ。もしかして妬いちゃってんの川村くん？」
壱馬「ど阿呆。奈落の底まで落ちろや。誰があんな奴に妬くねん」
北人「何の会話してんの…」
…葵唯って、やっぱり人気あるんだ。
あの瀬口くんに目をつけられてるなんて…可哀そうな反面、すごいかも。
あ、可哀そうっていうのはしつこそうな相手っていう意味で…。
それにしても、川村くんは…どういう気持ちで、瀬口くんと言い合ってるのかな。
陽向「ふっふっふ〜。今日は楽しみにしてるドラマがあるんだよね〜。うー楽しみ！楽しみだよね長谷川くん！」
慎「はぁ？…いや、別に」
陽向「何で！月曜のドラマと言えば月9だよ!?もう毎回毎回楽しみでしかたないよ！」
慎「お前だけな」
陽向「いやいや、私は知ってるよ。長谷川くんも密かに楽しみにしてるんでしょ！」
慎「それはどこで見た夢だ。いい加減にしろ」
…長谷川くん、陽向につかまっちゃったんだね。
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作者名：桜花 | 作成日時：2021年5月31日 0時
