ブルースター４ (ページ37)

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樹「そっか…何だ、よかった」

壱馬「まぁ、どっちにしてもお前は女に対する態度を改めろや。気がないなら気がないってな」

樹「はぁ…？」

ポンと藤原くんの背中を叩いた川村くんは、私達の方に来た。

壱馬「で、瀬口先輩。なんて？」

…今さら？

黎弥「…別に」

顔に怒りマークがついたままの瀬口くんだけど、それだけだった。
あとは…川村くんと、睨みあってて…。
…何で、睨みあいしてるんだろう。

樹「あ、何か俺掃除サボってたっぽい…？」

その後から、藤原くんもこっちに来た。

北人「珍しくね」

慎「まぁ、今日くらいはいいけど」

陽向「藤原くんがゴミ捨て当番だからね！」

椛「はいどうぞ」

樹「お？」

椛は容赦なく、大量にゴミがあふれ出ているゴミ箱を藤原くんに渡した。
藤原くん…まだ箒持ってたのに。

樹「いつもいつもよくこんなに溜まるよな…」

北人「皆お昼にパンとか市販のお弁当が多いからね…しかも、今ちょうど雨降ってるよ」

樹「うわ…最悪」

窓の外を見て、藤原くんは呟いた。
誰だって、雨の中のゴミ捨ては嫌だよね…。

千晴「あ…箒、私が片付けとくよ？」

樹「え？あ、じゃあ頼んだ」

最初は驚いてたみたいだったけど、素直に言って、箒を私に手渡した。
…言ってみて、よかったかも。

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