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椛「できた…」
千晴「こっちも、今炊けたよ」
すでに、午後6時を回っていた。
キッチンへ向かうと、千晴がご飯がちゃんと炊けているかを確認していた。
そういえば…千晴、お米の炊き方を藤原くんから伝授してもらったんだよね…いいよ、将来役にたつよ。…って、私は誰ですか。
椛は作っていたものが出来たらしく、そのお皿をテーブルの方に運んでいた。
これを、また食堂に移すのか…大変だよね。
キッチンの中にいるのは、そんな椛と千晴と…あと、長谷川くんがいた、
長谷川くんは椛のお皿をテーブルに移すのを、手伝っていた。
…あれ？何か目の錯覚？2人が夫婦に見える。
でも、今日の夕飯は何なんだろう？
椛ってば、かなり疲れてるけど…。
北人「ご苦労様！うわ、美味しそー」
早速、吉野くんが椛達の方へと向かって行った。
私も見たい…。
そう思った挙句、私も吉野くんの後を追ってテーブルへと向かった。
陽向「うわぁ…すっごい！さすが椛！」
お皿の中には、凄く美味しそうな料理が並んでいた。
手作りの春巻きとか、卵焼きとか、そんな手の凝ったものではないけど、十分美味しそうだった。
まだまだ椛も初心者だし、当たり前なんだけど…でも、十分だって思った。
椛「あたしだけじゃなくて、千晴も一緒に作業してたわよ。今はご飯の方見てるけど」
北「ふへー。上達早いね2人とも」
慎「あぁ、それは俺も思った」
北人「だよね！…壱馬と佐藤さんは、部屋？」
慎「戻っていいって許可出た途端に戻って行った」
何回か頷きながら、長谷川くんは答えた。
ってことは…長谷川くんは、ずっとここに残ってたってことだよね。
適当そうに見えて、いい人なんだね…長谷川くんも。
にしても…相変わらずだな、葵唯と川村くんは。
自己流というかなんというか…。
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作者名：桜花 | 作成日時：2021年5月31日 0時
