ブルースター４ (ページ25)

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朝の一苦労を終えて、あたし達は全員学校の教室へと登校した。
…相変わらず、無視は続いてるけどね。

彩花「あ、おはよ藤原くん！長谷川くんも！」

そんな中で、微かに見えた。
松本さんが、隣の席である藤原くんと、その前の長谷川くんに挨拶をしているのが。

樹「あぁ、はよ」

慎「…どうも」

…気のせいか。
松本さんのテンション、高すぎない？

葵唯「…私ああいう女大っ嫌い」

椛「え？……葵唯、あんた怖いわよ」

陽向「た、確かに…」

葵唯「そう？」

椛「…眉間に皺、寄ってるし」

千晴「大丈夫？」

葵唯「あれ、変だな」

葵唯は自分の眉間を手で確かめていた。
…けど、いつまで経っても眉間の皺は消えないんだけど。

葵唯「最悪…」

黎弥「佐藤さーん。おっはよ」

いきなり、葵唯の後ろから瀬口くんが出てきた。
…関係ないのにあたしがびっくりしちゃったじゃない。

葵唯「げ。また出た」

黎弥「またって…酷くね？一応同じ屋根の下で暮らしてるんだしさぁ」

葵唯「キモい言い方するなら帰ってください」

陽向「まぁまぁ…前よりはマシになったじゃん！」

黎弥「さすが相原さん。俺のこと分かってくれる？」

陽向「ううん、わかりませんけどー」

黎弥「何だよそれ」

…馬鹿みたい。
溜息出てきたわ。

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